No.6695はモロッコのSawamag (Salim Wazaran Maghreb)、indomie Goût Crevette。海老味である。モロッコ製インドゥミーはNo.6675のチキン味、No.6685のビーフ味に続いて今回が三度目の紹介。
▲No.6685ビーフ味だけバーコードの様式が違う!
モロッコ製インドゥミー三種を見比べると、No.6685のビーフ味だけバーコード数字が一般的なEAN(5 285000~)で、他の二種は主に米国で使われるUPC(0 89686~)であることに気が付いた。ビーフ味は市場で、他はスーパーでの購入。流通経路を分けているのかな?おまけにEANの冒頭582はレバノンの国籍項だよ(モロッコは611、UPCには国籍項が無い)。理由を妄想するのが結構楽しい。
食べてみて、やはりモロッコ製インドゥミーはイイ!過去二回の試食記でもメリハリの効いた麺とスープで最後まで楽しく食べられたことを報告したが、今回の海老味でも同様の感想を持った。改めてインドゥミーは生産国によって印象が大きく異なるなあと思わされた。
モロッコ製インドゥミーはこの他に野菜味やミーゴレン、カップ版があるのだが、他社製品を買う都合上三種類しか購入しなかった。この品質感上にあるミーゴレンなどはかなり面白い味ではないかと想像する。ああ食べてみたい!
麺は中太の角断面で、表面にハードコーティングを施したような張りがありピチピチした食感。香りは安っぽいのだけれど、痩せた感じはせずに元気で快活な舌触りと歯応え。経時によるダレも少ないので飽きを感じさせない。
スープは麺からの澱粉溶出が多いようで僅かにトロっとしたマイルドな口当たり。本来ならばこれはマイナス要因になりがちなのだが、今回の品は偶然なのか計算されているのか判らんが塩分や辛さやうま味などをみんな包み込んで融和させてくれる。
淡い色で醤油成分は無く、日本で言えば塩ラーメン的。海老の匂いは香料っぽいがハッキリ判る。うま味も粉末っぽいが嫌味ではない。塩分は強め。コッテリした脂っぽさは無いがパーム油の香りは明確にある。チリパウダーはハッキリした刺激があり重要な構成要素だ。
高級だとか生麺みたいにリアルだとか、そういう価値観での良さは全然無いのだが、気軽に腹を満たすという要求にはキチンと応えてくれる。食べていて楽しい気分になるのが良い。
国名 | モロッコ |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 0 89686 12011 0 (UPC) |
会社名 | Sawamag (Salim Wazaran Maghreb) |
製品名 | Indomie Goût Crevette (Shrimp) |
謳い文句 | |
調理方法 | ゆで3分 |
質量 | Net70g |
熱量 | 314kcal (1315kJ) |
Na | 1.2g |
付属品 | 粉末スープ、チリパウダー |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 中太の角断面、表面に張りがあってプリプリした舌触り、香りは安っぽいけど好印象 |
汁・ソース | 澱粉質の濁りが全体をマイルドにする、エビの香りはうま味は人工的だが嫌味はない |
具・その他 | 塩分は強め、唐辛子が心地良い、パーム油の香り、バランスが良く最後まで飽きない |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2020/05/11 |
賞味期限 | 2020/03/25 |
入手方法 | 2019/05/28 Tangier (Morocco) |
税込購入価格 | 12.50 MAD /5p (≒142 JPY/5p, 28 JPY/p) |