No.669は英国の Blue Dragon、Noodle Wok Spicy Thai。Wokは英語で中華鍋のこと。メキシコで購入した品のいただき物であり、カップ上部はスペイン語による説明書きシールで覆われている。紺色の射出成型樹脂カップが毒々しくてあんまし食欲を喚起させないが、まあ英国の会社だから不味くてもしょうがないと思われる方も多いだろう。
▲Fashion Foodのタイ国内向け製品
だがこの製品の製造はタイのFashion Food社によるものであり、カップは同社の国内向け製品と同じ形状で、登録商標の「FF」マークもしっかり刻印されている。タイではベージュまたは黒色のカップを使っているので、今回の紺色カップはコレクターズアイテム級の稀少価値がある(あくまで私の価値観では)。
▲上部はメキシコで貼られたスペイン語の説明書き
輸入・販売はACH Foods Mexico社
食べてみて、いちおう英国籍の製品なのだが製造国がタイであることの影響は避けがたく、東南アジア・南国っぽい雰囲気が滲み出てきている。だがタイ製品としては辛さが足りずに全然ピリッとしない。タイ製品でないにしても「Spicy」と銘打つ程のものじゃあない。最後に説明するがグリーンピースラーメンというのが実情に合っている。
麺は細い角断面で、表面はざらついており気泡感も強い。粘りが弱くて脆い舌触りなので、大袈裟に表現するならばポキポキと折れてしまいそうである。油で揚げた~、という色と香りで、タイ製即席麺の特長が素直に出ている。日本の製品ではあまり類を見ないタイプの麺だが、私は決して嫌じゃない。
スープは製品名にスパイシーと書かれているのに全然辛くない。入手した時点でタイのFashion Food製ということは判っており、激辛であることを覚悟して試食に臨んだのだが肩すかしにあった気分。う~ん、やはり英国籍企業へ納入する製品だから辛さを殆ど抜いて作ってあるんだな。
甘みが強く、酸味は程々。うま味はよく出ているが、海老とか畜肉系の香りは殆ど感じない。ピリッとした刺激が無くどんよりと曇ったような方向感に欠ける味。
具はふっくらして大きなグリーンピースがたくさん。数えたら17個もあって、これが本製品最大の個性だ!実際食べていると一口ほうばる毎に大きな粒がいくつも入ってきて、存在感が大きい。正直な感想としてはこんなにたくさんは要らないと思ったほど。ペヤング風に言えばグリーンピースMAXだね。
国名 | 英国 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 7 502223 773097 |
会社名 | Blue Dragon |
製品名 | Noodle Wok Spicy Thai (製造はタイFashion Food、メキシコ輸入はACH Foods Mexico) |
謳い文句 | |
調理方法 | 熱湯3〜4分/電子レンジ2分 |
質量 | Net67麺g |
熱量 | 336kcal (1417kJ) |
Na | 2.03g |
付属品 | 粉末スープ、かやく(グリーンピース・人参・ねぎ)、フォーク |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 細い角断面、表面はざらついて気泡感が強い、粘りが弱くて脆い、揚げ物の香ばしさ |
汁・ソース | 全然辛くない、甘めで酸味は程々、うま味は強いがエビや畜肉の匂いはなくて人工的 |
具・その他 | 大きなグリーンピースが17個、こんなにたくさんは不要、方向感に欠けるぼやけた味 |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2020/05/08 |
賞味期限 | 2020/03/31 |
入手方法 | 2019/06/16 Murakami隊長様よりいただく(85 MXN≒468 JPY) |
税込購入価格 |