No.6688はパナマのLa Doña、Sabor a Camarón。カマロンはスペイン語で海老のこと。No.6629で姉妹品のSabor a Carne(牛肉味)を紹介している。
製造は中国だが、外観からはそれらしい痕跡は見当たらない。しかし開封すると粉末スープの小袋にスペイン語と英語の他、漢字で「调味包」と書かれていて出自がバレてしまっている。あと、調理例写真で麺を箸てすくい上げている。中米で売られる即席麺で、フォークではなく箸を使う例は殆ど無かったように記憶するので、ここで中華っぽさが少しだけ滲み出ているのかもしれない。
食べてみて、あまり凝らずに大らかな即席麺だという印象。少なくともギリギリのピンポイントを狙って厳密に味のチューニングをしたという感じではなく、塩や調味料香料を適当にぶち込んでハイできました、分量の許容差は±50%でいいよ、という程度。なのでここの場で重箱の隅をつつくような指摘をするのも無粋に思えてしまう。
麺は細めの角断面。輪郭は明確で、表面はちょっとザラザラする荒れた舌触り。歯応えは意外にしっかりしておりだらしなさは無いが、味や香りは安っぽい。
スープは塩分がかなり強い。これを全部飲み干してしまうと体に悪影響を及ぼしてしまうのではという防御反応が発動する。ナトリウム量(または塩分相当量)を確認しようと袋の裏面を見たが、最近の製品としては珍しく栄養成分の表記が無い。
色は茶色いが醤油の香りは無くカラメル成分のようだ。海老の香りは粉末っぽいが明確に出ている。うま味は強いが人工的。唐辛子や胡椒などの刺激は無く、ニンニク等の癖のある香りも無い。
多くの日本人にとっては相当塩辛いので、作る際に野菜をたくさん入れるか粉末スープを入れる量を控えるか、茹でるお湯の量を増やす等で調整するのが良いだろう。
国名 | パナマ |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 7 451001 202185 |
会社名 | La Doña |
製品名 | Sabor a Camarón (Shrimp Flavouor、製造は中国) |
謳い文句 | |
調理方法 | ゆで3分/丼お湯入れ5分/電子レンジ2〜3分 |
質量 | Net85g |
熱量 | |
Na | |
付属品 | 粉末スープ |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 細めの角断面、輪郭は明確、表面はザラザラ、だらしなさはないが、香りは安っぽい |
汁・ソース | 塩分が強い、エビの香りは粉末っぽく旨味も人工的、辛い刺激や癖のある香りは無い |
具・その他 | 細かなことは気にしない大らかな味、塩分を緩和するには野菜を入れる等の工夫が要 |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2020/05/02 |
賞味期限 | 2020/03/26 |
入手方法 | 2019/06/16 Murakami隊長様よりいただく(0.29 USD≒31 JPY) |
税込購入価格 |