No.6682はマレーシアのMamee-Double Decker、Mamee Mie Goreng Indonesia。製品名にインドネシアの国名が付いているが、この品はあくまでマレーシア国内向けであり、インドネシアを含む周辺諸国への輸出はしていない。
日本もそうだけど、一般論として近隣の国同士は仲が悪いことが多いようで、マレーシアとインドネシアも決してフレンドリーな関係ではないと聞いている。なのでマレーシア国内専用製品にインドネシアの国名を冠することは結構思い切ったネーミングだと思ったと同時に、本音では仲良くしたいという想いがあるのかもしれない。
食べてみて、量が少なくあっという間に食べ切った印象。なので一回分の食事としては軽すぎるけれど、適度に濃厚で香ばしい味なので、小腹が空いたときのおやつや夜食としての用途には丁度いい。あと、南国っぽい雰囲気を持っている。
麺は細めの角断面で、輪郭はハッキリしてる。気泡感が結構強いが、その分ソースがよくしみ込みやすい。色は白っぽくて油で揚げる温度が低めのようだ。軸方向の伸びが大きめで、ダラ~ンとした食感でもある。
ソースはかなり甘さが強い。コッテリしたタレのような甘みである。反面チリソースが付いているけれど辛さは大したことが無くスパイシーと称するには至らない。うま味は適度で、化学調味料的だが嫌味ではない。
唯一の具であるフライドオニオンはコリコリした硬い歯応えと香ばしさがありとても効果的。こいつのおかげで最後まで退屈せずに食べられた。
というわけで、冒頭で言及したマレーシアとインドネシアの関係は、この製品に関する限りそこそこうまくやっているようである。
なお、この品を買った後で気が付いたのだが、七年ぐらい前のNo.5078でも同じ製品を試食していた(★2.0)。当時の記録を見ると栄養成分の値は一緒だしEANコードも同じだが、麺が太めで硬く、湯切り用のキャップが付属していたとあるのが違う。どうやら今回の試食品のほうが食べた印象は良くなったみたいだが、湯切り機構が省略されたのはコストダウンかな。
国名 | マレーシア |
ジャンル | カップ汁なし麺 |
EANコード | 9 555022 301617 |
会社名 | Mamee-Double Decker |
製品名 | Mamee Mie Goreng Indonesia |
謳い文句 | |
調理方法 | 熱湯3分お湯切り |
質量 | Net80g |
熱量 | 350kcal (1472kJ) |
Na | 1.027g |
付属品 | 液体ソース、粉末ソース、チリソース、フライドオニオン |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 要 |
麺 | 細めの角断面で気泡感が強い、色が白く揚げ油の温度が低そう、ダラ〜ンとした食感 |
汁・ソース | コッテリした甘さ、辛さは控えめ、旨味は人工的だが嫌味は無い、南国っぽい雰囲気 |
具・その他 | フライドオニオンはコリコリした歯応えが心地よく、最後まで飽きずに食べられた |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2020/04/24 |
賞味期限 | 2020/03/18 |
入手方法 | 2019/05/02 Penang (Malaysia) |
税込購入価格 | 2.40 MYR (≒65 JPY) |