No.6641は米国のKoyo、Tofu Miso Ramen。ウチでは初めて扱う会社だが、Koyoという社名を聞いてこれは日本の「光洋」かな?葉っぱのマークの色からすると「紅葉」かも?今回の品に関してみても豆腐やら味噌だのと言っているし、たぶん日系もしくは日本の資本が入った会社なのだろうと思った。
しかしパッケージやWebサイトを見てもそれらしい記述は見当たらなかったし、オマケに製造は中国だときたもんだ。基本は健康志向の製品を扱う会社のようで、日本っぽいイメージを表に出すことで「体にいいでっせ!」と言いたげでもある。会社のスローガンは「an UMAMI Adventure」、さぞかし旨みが際立っているのだろう。
食べてみて、うまみアドベンチャーはどこかへ消えちゃったの?スープは味噌が本来の半分以下の量しか入っていない味噌汁のようで、塩分もうま味も薄くて強烈な物足りなさを感じる。麺もラーメンではなく細うどんみたいで中途半端。まあ確かに体へのダメージは少なそうなので、味よりも健康の方が遥かに大切という人には良いのかもしれない。
麺は中太のノンフライ麺だが、あまりキッチリ小麦粉が詰まっている感じではなく、揚げ麺と間違えそうなやや粗い舌触り。輪郭は曖昧で少しネチャッとした歯応え。ちょっと締まりに欠ける。かん水は使っていないようで色は白く、香りはうどんのようでもある。
スープは前述の通りうんっと薄い味噌汁のような味。塩分もうま味も、そして香りも弱いし粉末っぽい。刺激も無く単調。濃度をこの倍ぐらいにしてようやくスープとして通用するレベルに達するかなあ、という感じ。なお、お湯の量の指定は1+1/3カップ(約270ml)であり、湯量を半分にして濃度を高くするという手は麺の湯戻しが出来ないので事実上使えない。一方、麺は茹でてから湯切りをしてスープは別途お湯で溶く方法ならば実現可能かも。
具に豆腐が入っているという記述があるのだが、実際のところは大豆蛋白質による茶色い揚げ玉であり、カリカリした硬質な歯応えを持つもの。日本人がイメージする白くてプリプリした豆腐ではない。
健康至上主義の人、もしくは何事も経験だ!と好奇心旺盛な人にしかお勧めできない製品である。
国名 | 米国 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 8 13551 00207 8 (UPC) |
会社名 | Koyo |
製品名 | Tofu Miso Ramen (製造は中国) |
謳い文句 | Made with Organic Noodles Non GMO No MSG Added, Vegan |
調理方法 | ゆで4分 |
質量 | Net57g |
熱量 | 200kcal (837kJ) |
Na | 0.65g |
付属品 | 粉末スープ(豆腐・ねぎ入り) |
ノンフライ麺 | ○ |
湯切り | 不要 |
麺 | 中太のノンフライ麺は輪郭が曖昧、歯応えは鈍く揚げ麺みたいな食感、うどんの匂い |
汁・ソース | うんと薄い味噌汁みたい、旨味も塩分も弱く物足りない、この倍以上の濃度が欲しい |
具・その他 | 具の豆腐は大豆蛋白質の茶色い揚げ玉、日本風健康食だが食品としての魅力に欠ける |
総合評価 | ★☆1.5 |
試食日 | 2020/03/05 |
賞味期限 | 2020/02/02 |
入手方法 | 2019/06/07 New York (USA) |
税込購入価格 | 1.29 USD (≒139 JPY) |