No.6631はオーストリアのGunz、Asia Gold Enten-Geschmack。ドイツ語でEntenが鴨、Geschmackが味である。欧州圏の言語ではsmakとかschmackが「味」の意味になるところが結構多い。欧州の即席麺を食べる中でうっすらと判ってきたよ。
名称にAsiaという語が付くことからもアジアンテイストを意識した製品なのだろう。欧米の即席麺パッケージの調理例写真は丼にフォークが添えられるものが多いが、この製品の場合はちゃんと箸になっている、のだが何だか違和感があるなあ。よく考えたら左から箸が伸びてくる構図は極めて珍しく、(右利きの人が)自分が食べるようには思えないからかな?
食べてみて、揚げ物の香ばしさが特徴的で、食事というよりはスナック感覚の即席麺。これはNo.6609で紹介した姉妹品のチキン味と同じだが、今回の品はより重たくて癖のある味。好き嫌いがハッキリ分かれてしまうかもしれない。
麺は細めの角断面。気泡感は強いが輪郭は明確、麺の角を舌で認知できる。丼お湯入れ方式のためか結構油臭く、カップ麺に近い食感である。コシとか歯応えを追求するような日本のラーメンとは別世界で、あくまでスナック麺の範疇である。
スープは少し透明感が残り、甘めで重い味。これは重厚とかのいい意味ではなく暗いとか鈍重とか融通が利かないという感じの重さである。鴨の風味は粉末臭く、全然リアルではない。うま味は強いが人工的で、辛い刺激は無い。
姉妹品のチキン味は調味油のニンニク臭が強くて意外に良いと思ったのだが今回の製品にはそれが無い。なのであまり気分が盛り上がらない試食であった。
国名 | オーストリア |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 9 002859 084232 |
会社名 | Gunz |
製品名 | Asia Gold Enten-Geschmack (Duck Flavour) |
謳い文句 | |
調理方法 | 丼お湯入れ3分 |
質量 | Net60g |
熱量 | 289kcal (1208kJ) |
Na(麺具+汁) | 〜g(食塩相当量4.18g) |
付属品 | 粉末スープ、調味油 |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 細めの角断面、エッジは明快、気泡感は強く揚げ物の油臭さも強い、スナック感覚的 |
汁・ソース | 透明感が残る、甘めで粉末っぽく平板な鴨の香り、暗く重たい印象、うまみは人工的 |
具・その他 | 辛い刺激はない、姉妹品チキン味のようなニンニク臭はない、好き嫌いが分かれそう |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2020/02/22 |
賞味期限 | 不祥 |
入手方法 | 2019/05/19 Santorini (Greece) |
税込購入価格 | 0.69 EUR (≒85 JPY) |