No.6623はメキシコの日清食品、Maxi Sopa Nissin Cuchareable, Sabor a Camarón Picante。Cuchareableはバケツ(っぽいモノや形)のことで、カップが大柄であることの比喩表現っぽい。Camarón Picanteはピリ辛エビ味である。
今年に入りメキシコ製Cup Noodlesの紹介を二度行い(No.6601、6619)、どちらも外装に「Hecho en México(メキシコ製)」と書かれた鷲のマークが印刷されていたのに今回の品はそれが無い。日清グループは製品に対する情報の記載が厳格に管理されているので鷲のマークが無いということはメキシコ製ではない証なのだろう。米国ではなくブラジル製かな?
食べてみて、麺がかなり個性的。幅広の扁平で太いけれどうんと短い。箸だとちびっとしか麺を掴めず効率が悪いので、上の写真のようにスプーンですくって食べるべきである。ただ日本のラーメンを食べ慣れた身には食感が大雑把であり、またスープも殆どおもてなしの心を感じられない代物で、さらに量が多いので、食べていて中盤を過ぎる頃には好奇心や緊張感が失せてしまった。
麺は3~4mmぐらいある幅広で、そこそこ厚みもあるため断面積は大きい。しかし長さが40~50mm程度しかない短冊ともいえる形状で、これを箸で数本摘んだところで大した量にはならなずもどかしい。大きめのスプーンでゴソッとすくって一気に口に流し込むのがいいだろう。気泡感が結構あり輪郭は曖昧、三分戻しでは結構硬め。カップうどんの麺を待ち時間一分程度で食べるような感覚だ。時間が経つと柔らかくなるが、反面頼りなさを感じるようになる。
スープは乾いた辛さがある。激辛ではないが、やや人工的なうま味や塩分など、ほかの要素がみな控えめなので、辛さだけが際立っている。海老の香りも弱い。脂っぽさは無くアッサリ、重厚さが全然無い味。具は何もなし。まあこのサービス精神に欠ける味が中米・中南米における即席麺の流儀なのだろう。向こうの人が日本(や中国・韓国あたり)の即席麺を食べたらしつこ過ぎる!と言うんだろうな。
国名 | メキシコ |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 0 70662 24012 0 (UPC) |
会社名 | Nissin Foods México |
製品名 | Maxi Sopa Nissin Cuchareable, Sabor a Camarón Picante |
謳い文句 | |
調理方法 | 熱湯3分/電子レンジ3分 |
質量 | Net80g |
熱量 | 381.4kcal (1598.7kJ) |
Na | 1.778g |
付属品 | なし。粉末スープは混込済 |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 幅広の扁平断面、4〜5cmと短い、気泡感が強く硬めで輪郭は曖昧、箸では食べにくい |
汁・ソース | 乾いた刺激が突出する、人工的な旨味や塩分や脂っぽさは控えめ、海老の香りも弱い |
具・その他 | 具は何も無し、風変わりな麺と無愛想なスープ、量は結構多いので途中で飽きてきた |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2020/02/12 |
賞味期限 | 2020/01/18 |
入手方法 | 2019/06/18 Cristobal (Panama) |
税込購入価格 | 0.65 USD (≒70 JPY) |