No.6615はイタリアのAntaar&s、Arnaboldi Makegusto Pasta Carbonara。ウチで初めて扱う会社で、イタリア製のカップパスタである。しかしAntaar&sって本当は何て読むんだろう?Google翻訳様に放り投げてイタリア語で読んでもらったら「あんたレンであっすぃ」みたいな発音だったのでYouTube動画もそのように喋っておいた。No.6575等で同じイタリアのLiodryFoods社によるInsta Cupを紹介したが、これと造りは違うものの製品の狙いとしてはよく似ているものに感じられた。ノンフライのパスタだと麺を油で揚げる工程が無いので零細企業でも参入しやすいのかな?
この会社のWebサイトを見ると、素人臭いというかいかにも小さな組織が気ままにやってます、という雰囲気に溢れている。でもそこはイタリアン、天性のラテンなセンスと軽さがあり、良くも悪くも日本人には真似出来ない出来である。ちなみにこのMakegustoシリーズにはパスタだけでなくカップライスの品揃えもある。
食べてみて、印象はやはり同じイタリアのLiodry Foods社のInsta Cupに酷似している。麺が湯戻りしにくい欠点まで一緒だよ。(もしかして日本の水は軟水だから湯戻りが悪い、なんてのが要因としてあるのかもしれない?逆ならあり得そうだが)
麺は小麦粉の生地をらせん状に巻いた形で、生地が薄っぺらいためにもっちりとしたふくよかさとか弾力感とは縁がない。さらにところどころ湯戻りしきらずに硬い部分が残ってしまい、これが歯の隙間に入り込んで取れないのだ。どうにも楽しんで食べることが出来なかった。この辺は前述のInsta Cupとソックリ。パスタの香りはごく普通で可もなし不可もなし。
ソースはトロっとしたクリーミーな舌触りでやや粉末臭い。でもミルキーな乳臭さではなくいかにもの乳化剤!という印象であり、(日本の)カップポタージュにちょっと臭めのチーズ風味をコッテリ加えたような感じ。食塩相当量の表示は1.65gなんだけどこの数字以上に塩辛く感じる。1~2mm程度のベーコンの粒が入っており、燻製臭さがいいアクセントになって単調さから救ってくれた。
やっぱヨーロッパ(といか海外)のカップパスタは湯戻りの悪さを何とかしてもらわないと、日本人にはお勧めできないなあ。
国名 | イタリア |
ジャンル | カップパスタ |
EANコード | 8093 3632 |
会社名 | Antaar&s |
製品名 | rnaboldi Makegusto Pasta Carbonara |
謳い文句 | |
調理方法 | 熱湯5分/電子レンジ3分 |
質量 | Ne75g |
熱量 | 306kcal (1291kJ) |
Na | 〜g(食塩相当量1.65g) |
付属品 | なし。粉末スープ、ベーコンは混込済 |
ノンフライ麺 | ○ |
湯切り | 不要 |
麺 | 薄い生地を螺旋状に巻いたパスタはふくよかさに欠ける、湯戻りしない部分が残る |
汁・ソース | とろみあり、脂っ気や重厚さがないクリーミーさ、チーズの香りはコッテリして強い |
具・その他 | 塩分量の値以上に塩辛い、細かなベーコンの粒は燻製臭くて効果的、単調さから救う |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2020/02/02 |
賞味期限 | 2020/01/16 |
入手方法 | 2019/05/24 Valletta (Malta) |
税込購入価格 | 1.75 EUR (≒215 JPY) |