No.6609 Gunz (Austria) Asia Gold Huhn-Geschmack

No.6609はオーストリア(オーストリアじゃないよ)のGunz、Asia Gold Huhn-Geschmack。チキン味である。同社のカップ麺は当ブログで過去何度か取り上げている(No.6507など)。

▲今回の品を購入した店
看板の文字に味がある

ギリシャの果物屋で奥の棚に置かれていたものを発掘して購入。長いこと店晒しになっていたらしく袋の表面に埃が付着してザラザラ・ベタベタしていたので濡れタオルでゴシゴシ擦ったら、汚れが取れて綺麗になったのと一緒に賞味期限の印字まで消えてしまったよ。タオルで拭く前に記録しておくべきだった。もう一個味違い(近日紹介予定)があるのだが、こちらも同様に日付が読めなくなった。インキの耐摩耗性が低すぎるなあ。

食べてみて、見た目から想像したほど悪くない。この製品は写真写りが結構良いけれど、現物を見ると結構安っぽい印象が漂ってくるもの。なので全然期待はしていなかったのだけれど、ニンニクと唐辛子によってそこそこ訴求力のある味になっていた。まあ安っぽいのはその通りなのだが。

なおAsia Goldのカップ版はパッケージデザインの色合いこそ良く似ているものの、スープが別添ではなく最初からカップの中に入っており、ニンニクの効いた調味油も付いていない。同じチキン味のHuhn-Geschmack (No.6507)同士で比べても麺もスープも全く印象が異なるものである。

麺は細めの角断面。丼お湯入れ方式で作ることもあり、気泡感が強く中身が軽いようなスポンジーな食感。だがエッジは明確で、舌先に存在感を伝えてくる。あまり良くない意味で揚げ油を感じさせる一方、揚げ物の香ばしさはあまりない。

スープは透明感があるチキン味。ちょっと粉末っぽさを感じる香り。うま味は化学調味料的。これだけだと類型的であまり褒められない味なのだが、調味油に強いニンニクの香りが含まれており、また唐辛子のピリッとした刺激が適度にあるため、退屈さを感じずに最後まで食べ進めることができた。

パッケージにPremium Qualityなんて書かれていると失笑してしまうような安っぽい食感であり、かしこまった食事としては全く適さないものだが、スナックやおやつ感覚で食べるには丁度いい。

国名 オーストリア
ジャンル 袋ラーメン
EANコード 9 002859 063213
会社名 Gunz
製品名 Asia Gold Huhn-Geschmack
謳い文句 Premium Quality
調理方法 丼お湯入れ3分
質量 Net60g
熱量 285kcal (1193kJ)
Na 〜g(食塩相当量3.5g)
付属品 粉末スープ、調味油
ノンフライ麺 ×
湯切り 不要
細めの角断面、気泡感が強く軽い食感、エッジは明確、やや油っぽく香ばしさは無い
汁・ソース 透明感があり粉末臭いチキン味、うま味は強いが人工的、ベースは類型的な安スープ
具・その他 調味油のニンニク臭と唐辛子の刺激でメリハリのある味になっている、おやつに好適
総合評価 ★★2
試食日 2020/01/25
賞味期限 不祥
入手方法 2019/05/19 Santorini (Greece)
税込購入価格 0.69 EUR (≒85 JPY)