No.7692はインドネシアのIndofood、Pop Mie Rasa Pangsit Jontor。インドネシア語のPangsit はDumplings、餃子とか団子の意味で、Jontorは同国西端スマトラ島アチェ州にある村の名前。2004年にM9.1の大地震とそれによる大津波があったあたりだね。日本人にとっては他人事とは思えない。
Ache(アチェ)+Jontorで検索すると餃子や焼売、肉団子風の写真が出てくるので、この辺りの名物料理なのだろう。カップのフタにもミニ揚げ餃子のような写真が載っている。炎のイラストと顔を赤らめてゲップをする人が描かれているので激辛のようだ。
食べてみて、やはりかなりの激辛。鼻水や涙と闘うためにところどころで箸を休止せざるを得ず、通常のペースでは食べ進むことができない。だが辛いだけではなく(薄っぺらいけど)きちんとうま味が出ているので、絶望的な気分に陥ることはない。私は辛さ耐性が強い方だと思っているが、もう少しお手柔らかにしてくれる方が食を楽しめるのに、と思う。
そしてJontorと呼ばれる具の肉団子か餃子だが、15mm角ぐらいで膨れた肉厚の揚げ餃子の皮だけといった感じ。中に餡は入っておらず空洞で、パリパリした食感のスナック菓子といった様相。でも軽やかな歯応えと油で揚げた香ばしさがあり、それなりの有難味を感じる。ということで、個性が明確な製品だった。
国名 | インドネシア |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 0 89689 06701 9 (UPC) |
会社名 | Indofood |
製品名 | Pop Mie Rasa Pangsit Jontor Kuah |
謳い文句 | Pedas Dower |
調理方法 | 熱湯3分 |
質量 | 内容量75g |
熱量 | 340kcal(1,428kJ) |
Na | 1.07g |
付属品 | 粉末スープ、かやく(揚げ餃子)、調味油、フォーク |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 麺は幅2mmの扁平断面で、輪郭はやや曖昧で、鋭さはありません。ボリューム感は弱く、若干の気泡感もあり、軽い食感です。油の質は悪くなく、匂いに安っぽさは感じませんが、あまり目立とうとはしない、自己主張の弱い麺です。量も少ないです。 |
汁・ソース | スープは淡く濁った茶色に橙色の油が浮いています。唐辛子の刺激がとても辛く、思うように食べ進むことができません。チキンの旨みは良く出ていますが、人工的で深みはありません。軽くエスニックな香料が効いています。 |
具・その他 | かやくの揚げ物は1.5cm角程度のが6個ぐらいで、揚げ餃子の皮のような食感です。中身は空洞で餡は入っていませんが、香ばしくいいてアクセントになっています。辛さに強い人なら、明確な具の入っているインドネシア製カップ麺として価値があるでしょう。 |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2025/04/12 |
賞味期限 | 2025/02/13 |
入手方法 | 2024/07/04 Grand Lucky (Indonesia) |
税込購入価格 | 5,700 IDR (≒58 JPY) |