No.7572は明星食品、明星 麺神 汁なし台湾まぜそば。2020年に麺神が発売された際はゆで時間7分(袋麺)という常識外の仕様に面食らったが、出来上がった麺を食べ、乾麺とは思えない食感に驚いた。ゆで時間の制約を取っ払うとここまで出来るのか~、と。その後出たつけ麺タイプ(終売)はゆで時間が9~10分と更に長くなり、麺神ワールドは治外法権・無法地帯だなあと感心した。
今回の汁なし台湾まぜそばは湯切りを行なうが、水に晒して冷やす工程はないのでゆで時間は7分で済む。まあこの辺が「即席」と呼べるギリギリのところかもしれないなあ。
食べてみて、やはり麺の存在感が圧倒的に強い。「しっかり」を越えて「ふてぶてしさ」すら感じるほど。反面繊細さはないが、まあこれが麺神のキャラクターなのだと認めざるを得ない。この麺のおかげで強面の用心棒を傍らに置いたような安心感がある。麺だけを単体で販売して欲しいぐらいだ。
一般的にゆで時間が長い麺といえば乾燥うどんが挙げられるが、10分程度ゆでるうどんと比べ、今回の麺神の麺はもちもちした粘りが強く、ペタペタと引っ付く感じすらあるもの。また軽い縮れがあるところも中華麺的である。
この麺に合わせるソースは頑張ってはいるのだが、麺ほどの強引さは持ち合わせておらず押され気味。但し作り方の説明ではオプションとして卵黄や挽肉・ニラ等を入れることを推奨しており、こうすることで麺と拮抗することができるかもしれない。(今回の試食ではオプションを追加していない)
麺は幅が4mm、厚みも2mmあり、がっしりした重量感がある。ゆでる時間は7分もかかるが、湯戻りはムラがなく均一。もちもちした粘りがあり、また適度な硬さもあるが、歯応えはやや鈍め。確かに生麺に限りなく近い質感を持っている。
ソースはふりかけの複雑な魚粉の香りが強く出ている。うま味も強く、麺に負けないぐらいのどっしりした味になっている。辛さは程々だが、味に緊張感を与えている。魚粉のふりかけのお陰で混ぜ麺としては単調さがなく具無しでも全然退屈はしない。
しかし挽肉や卵黄を入れることを推奨しているだけあって、あまり重たすぎず、少し隙間を残したような味になっている。
国名 | 日本 |
ジャンル | 袋汁なし麺 |
EANコード | 4 902881 056823 |
会社名 | 明星食品 |
製品名 | 明星 麺神 汁なし台湾まぜそば |
謳い文句 | もはや生めん、もっちり食感 魚粉の旨みが効いた濃厚旨辛醤油垂れ 新・生めん風3層極太製法 うるおいのあるつるみ コシのあるかみ応え |
調理方法 | ゆで7分お湯切り |
質量 | 内容量116g/麺90g |
熱量 | 472kcal(1,976kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量4.7g) |
付属品 | 液体ソース、ふりかけ(かつおぶし粉末・混合削りぶし(かつお・いわし・さば)・ガーリック・食塩のり) |
ノンフライ麺 | ○ |
湯切り | 要 |
麺 | 4x2mmの極太麺は重量感大、7分ゆでだが湯戻り均一、もちもちしてふてぶてしい粘り |
汁・ソース | 魚粉の香りが強い、辛さは程々、旨味は強く単調さはないので具なしでも退屈しない |
具・その他 | 卵や挽肉や韮を入れることを推奨しており少し余白を残した味、麺だけ売って欲しい |
総合評価 | ★★★3 |
試食日 | 2024/08/17 |
賞味期限 | 2024/11/07 |
入手方法 | 2024/06/20 業務スーパー |
税込購入価格 | 127 JPY |