No.7551 Mi ABC (Indonesia) Selera Pedas Goreng Cup Limau

No.7551はインドネシアのABC President Indonesia、Mi ABC Selera Pedas Mi Instan Goreng Cup Rasa Ayam Pedas Limau。インドネシア風焼そばミーゴレンの辛いチキンライム味。

同社は台湾の統一企業(Uni-President)とインドネシアのABC Central Foods社との合弁会社。1991年の創業当初から統一企業のコピー生産ではなく現地独自の製品を投入し、統一企業とのブランド共用は無い。2018年には統一企業との資本関係を解消した。先日ジャカルタで購入した品だが、ABCはちょっと元気がないように感じたな。

食べてみて、日本のカップ焼そばと比べると作るのに手間取り、また全体の質感も安っぽい一方で、赤道付近の南国っぽい熱気が感じられて異国情緒に浸れるのが嬉しい。暑い夏の炎天下、汗をかきながら食べるのが似合っている。辛さは程々、柑橘系の香りも程々で突出した部分はないが、その分安心して食べられる。

▲作り方の説明図

日本のカップ焼そばは現在主流の二層フィルム剥離式(私が勝手に命名)でお湯の排出口を簡単確実に形成できるのだが、今回の品は湯切りのための仕掛けが何もない。作り方説明のイラストではお湯を注いだ口からお湯を排出しているが、麺をカップに留まらせるためには適度なフィルタが欲しいところで、結局3mm程度の隙間が出来るようフタを箸で押えて湯切りを行なうしかない。だが指は熱くなるし少量の麺の切れ端が流出してしまった。執拗に湯切りを行うことを想定していないのかもしれないな。

あと、液体ソース三種類が一つに収まった小袋が付いているが、このうちの二つがとて~も硬く(粘度が高い、うんと硬い水飴を想像してほしい)、簡単には押し出せないのだ。ここだけで数十秒を要してしまった。ウチは動画撮影をしながら製作をしていることもあり、ここでの時間損失はとても厳しいものとなった。

麺は幅2mmの薄い扁平断面で、気泡感が強く、ヌードル的な軽い食感。湯切りを行なうので揚げ物の油臭さは全く気にならない。日本のカップ焼そばとは違い湯切りの為の仕組みが何もないのでフタを箸で押さえてお湯を排出することになり、もどかしい。

ソースは甘めで、ピリ辛の刺激がある。日本のテリヤキにも似た醤油っぽい味がベースで、ニンニクや生姜の香りがある。チリソースと粉の唐辛子で全体を引き締めているが、激辛ではなく心地良い程度の辛さ。チキンのうま味は強い。柑橘系の香りは弱く、全体を支配するものではない。小袋の数が多く、また液体のソースは粘度が高く、絞り出すのに時間が掛かった。

ふりかけのフライドオニオンは香ばしく、また澱粉を焼き固めたチップは歯応えと香りで効果的。

国名 インドネシア
ジャンル カップミーゴレン
EANコード 8 992388 112678
会社名 ABC President Indonesia
製品名 Mi ABC Selera Pedas Mi Instan Goreng Cup Rasa Ayam Pedas Limau (Lime)
謳い文句 Hot Chicken Lime Flavour
調理方法 熱湯3分お湯切り
質量 内容量80g
熱量 380kcal(1,591kJ)
Na 0.99g
付属品 粉末ソース、液体ソース(ケチャップマニス)、調味油、サンバルソース、ふりかけ(フライドオニオン・ダンプリング)、フォーク
ノンフライ麺 ×
湯切り
2mmの扁平、気泡感が強くヌードル的食感、湯切りで油臭さ無、湯切り機構が欲しい
汁・ソース 甘くピリ辛の刺激、柑橘系の匂いは弱い、醤油ダレのような味、チキンの旨味は強い
具・その他 揚げ玉葱と澱粉を焼いたチップは香ばしく歯応えも効果的、安っぽいが南国の雰囲気
総合評価 ★★2
試食日 2024/07/15
賞味期限 2024/08/17
入手方法 2024/07/04 Grand Lucky (Indonesia)
税込購入価格 6,500 IDR (≒66 JPY)