No.7409は北るもい漁業協同組合 えび塩出汁ラーメン。同社の製品は少し前にNo.7343で天塩しじみラーメンを紹介している。どちらも製造は札幌麺匠。
▲海老名 愛で~す
パッケージには北るもい漁協イメージキャラクター「海老名 愛」が描かれている。跳ね上がった二本の髪の毛はエビの触覚みたいだ。設定は焼尻島生まれの羽幌水産高校一年、父親は漁師で母は美容師、祖父は炭鉱夫で妹は中学生・・・まあどうでもいいか。どうせならば留「萌」という地名を生かした名前にすればいいのになあ。
前述した天塩しじみラーメンは「てしお仮面」なるキャラクターを使っていたし、この辺りの水産業者は特産品のアピールをゆるキャラに依存しがちなのかな?
食べてみて、製品名通り海老のダシが好印象。安っぽい香料臭さがなく、海老の頭のエキスを丁寧に抽出したような香りが出ている。値段は高め(税込389円)だが、百円二百円の海老風味の塩ラーメンとは格が違うと思った。
これは液体スープとは別に調味油が添付されており、食べる直前まで諸々の香り成分がごちゃ混ぜにならないようにしている効果であろう。但し海老の香りは調味油よりも液体スープの方が顕著なように感じられた。
麺は幅2.5mmで、角は落とされている。表面はやや粗めで、重量感がある。粘りや弾力感は控えめで、さっぱりした舌触り。小麦粉の香りは強くなく、情緒を抑えた感じの、冷静かつやや不愛想な麺である。
スープは濁りがある淡い茶色で甘め。海老の殻の香ばしさを抽出したような匂いがする。わざとらしさはなく自然な感じ。基本はポークベースの塩味で、僅かに唐辛子系の刺激があり、退屈さは感じない。混ぜ物や誤魔化しが少なそうな、真面目なスープである。
きちんと主張する味なので、海老やチャーシュー以外にも、どんな具を入れてもスープが負けることはないだろう。
国名 | 日本 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 4 920383 145210 |
会社名 | 北るもい漁業協同組合 |
製品名 | えび塩出汁ラーメン (製造は札幌麺匠) |
謳い文句 | 北海道羽幌沖産甘えび えび旨味油付 |
調理方法 | ゆで5分 |
質量 | 内容量137g/麺90g/スープ37g/調味油10g |
熱量 | 372kcal (1557kJ) |
Na | ~g(食塩相当量7.1g) |
付属品 | 液体スープ、調味油 |
ノンフライ麺 | ○ |
湯切り | 不要 |
麺 | 幅2.5mmで角は落とされ、表面はやや粗めで重量感大、粘りや弾力は弱くやや無愛想 |
汁・ソース | 濁った淡い茶色で甘め、自然な海老の殻の香ばしさ、豚の旨味、僅かに唐辛子の刺激 |
具・その他 | 高価格だが混ぜ物や誤魔化しのない真面目なスープ、主張する味なので具を選ばない |
総合評価 | ★★★3 |
試食日 | 2023/12/06 |
賞味期限 | 2024/01/12 |
入手方法 | 2023/07/10 道の駅ふわっととままえ |
税込購入価格 | 389 JPY |