No.7232は明星食品、明星チャルメラ 塩ラーメン。昨年の9月に五個パック税抜298円の特売現場に遭遇し、条件反射的に購入したもの。だがほぼ同時期にリニューアルが行なわれ、今回の品は旧バージョンの在庫処分品だった訳である。とはいえ栄養成分の数値や原材料名の記載順は新旧が全く同一で、調理例写真を含むパッケージも変わっていないように見える(但しJANコードは新規に付番している)。同時にリニューアルしたみそラーメン(No.7182で紹介)は記載事項が結構変わっているんだけどね。
あとJASマークの番号が五個パックの袋(No.17)と個装袋(No.18)とで異なっている。印刷所が違うんだな。
食べてみて、麺もスープも変な自己主張をしない安心製品だが、実は芯がしっかりしており、頼りになる印象。伝統のブランドに恥じないものである。とはいえ派手さや面白さには欠け、食べることで気分や生活を転換するための契機にはなりそうもない。あくまで日々の生活を陰でそっとサポートするための実用即席麺という感じ。
やっぱ袋で揚げ麺の塩ラーメンというと、サンヨー食品サッポロ一番塩らーめんがベンチマークとなるだろうが、あちらは香りや歯応え等で少し引っ掛かるようなヒネリが設けてあるのに対し、こちらは徹頭徹尾スムーズ。但し平板で単調というのではなく、きちんと奥行きを感じさせるもの。まあどちらも甲乙つけ難い。
ちなみに、今回のチャルメラ塩ラーメンは粉末スープの中に白胡麻が入っており、別添で黒胡椒が付いている(効きは穏やか)。他方サッポロ一番塩らーめんは別添で切り胡麻が付いている(胡麻の香りはこちらの方が明確)。
麺は幅2mmの細い角断面。しっとりとした滑らかな口当たりで、華奢だったり粗雑な印象は受けない。生麺に近付こうという意志は全然見えないが、揚げ麺の即席麺としてとても丁寧な造りをしている。良い意味で印象に残らない、自然な食感の麺である。
スープは濁りのある淡い色で、包み込まれるような柔らかなうま味が出ている。サッポロ一番塩らーめんのような突出した個性はなく、徹底して穏やかなスープだが、物足りなさは感じない。付属の黒胡椒は刺激が弱く、微かにニンニクの匂いがする。
白胡麻は結構たくさん入っている。どんな具を入れてもうまく合いそうだ。
国名 | 日本 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 4 902881 001175 (5p:001250) |
会社名 | 明星食品 |
製品名 | 明星チャルメラ 塩ラーメン |
謳い文句 | NEWホタテだしねり込み麺 ホタテだしを麺にねり込んだから深い旨みとコクが味わえるよ。 |
調理方法 | ゆで3分 |
質量 | Net99/麺90g |
熱量 | 418kcal (1750kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量2.0+3.4g) |
付属品 | 粉末スープ、特製黒胡椒 |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 2mmの細い角断面、しっとり滑らかな口当り、生麺志向ではないが自然で丁寧な造り |
汁・ソース | 淡く濁った色、包み込むような柔かな旨み、突出した個性や癖はないが単調ではない |
具・その他 | 黒胡椒の刺激は穏やか、白胡麻は効果的、具を選ばない、日常生活を陰で支える製品 |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2023/02/18 |
賞味期限 | 2023/04/05 |
入手方法 | 2022/09/15 業務スーパー |
税込購入価格 | 322 JPY / 5p |