No.7115は日清食品、日清爆裂まぜ麺 極太濃厚台湾まぜそば。爆裂シリーズは2021年3月に爆裂辛麺二種が登場、この時点では爆裂=辛い製品というものだと思っていたが、同9月に爆裂豚道が出て、食べてみたらニンニク臭がすごいものの全然辛くないので「ありゃ?」となり、そして今年3月に今回の爆裂まぜ麺が発売。爆裂とは極太麺+クセの強いスープが売りの製品群なんだね。
作り方の説明には豚挽肉50gとネギと卵黄を用意することを前提としてており、それに倣うこととした。一応それらを入れなくてもおいしく召し上がれます、とも書かれているが、さすがに挽肉抜きの台湾まぜそばでは試食記を書く意義が無くなってしまう。
食べてみて、今まで食べた爆裂シリーズと同様麺はふてぶてしい程に強引な存在感があるのだが、これに対抗するスープは意外に大人しくてマイルド。麺と互角に張り合うにはもう少し尖った性格である方がいいのではと感じた(客観的に見れば十分に派手な味ではあるのだが)。
作り方の説明でねぎは「適量」となっており、今回の試食は長さ3cm分ぐらいを細かく切って添えたのだが、これを思い切って倍ぐらい入れてやれば、もっとシャキッとした味にできるかもしれない。あと塩分が意外に控えめであり、挽肉を指定量よりも多めに入れるならば、味が薄まってパンチが弱くなるかもしれない。
ということで、作り手が用意する挽肉・ネギ・卵黄の量や種類によって出来上がりが大きく左右される製品である。そして条件をいろいろと変化させ、好みの味に追い込んでゆく楽しみがあるともいえる。正直あまり繊細さを云々する製品ではないと思うのだが、素材としての素性は良いと思う。
麺は幅4mmで厚みもあり、断面積が大きい。表面はややベタベタして、もっちりとした歯応えがあり、しぶとい粘りもある。揚げ麺ならではの気泡感は皆無で、水分をたっぷり含んだ、まるでコシのつよい生のうどんを食べているみたいである。一本一本が生きているような感じで、自己主張や攻撃性が強いが、「爆裂まぜ麺」という名には相応しい。
スープはとろっとしているが、量は少ない。辛さはあまり強くはない。卵黄を入れることもあり口当りはマイルド。うま味は豚と鶏と鯖っぽい魚介のブレンドで、これらがケンカせずにうまく調和している。隙間の無い味だが、しつこさは無い。塩分やニンニク臭も意外に控えめ。製品名やパッケージデザインからもっと派手な味や香りだと思ったよ。
豚挽肉の指定量は50gだが、これ以上たくさん入れると味が薄く感じられるかもしれない。麺の豪快さと比べると味と香りは大人しいので、ネギをタップリ入れて、ハッキリした味を目指すのもいいだろう。
国名 | 日本 |
ジャンル | 袋まぜそば |
EANコード | 4 902105 111758 |
会社名 | 日清食品 |
製品名 | 日清爆裂まぜ麺 極太濃厚台湾まぜそば |
謳い文句 | 食べ応え抜群 極太濃厚 もっちり極太麺とクセ旨ニンニク、魚粉 辛さレベル3 |
調理方法 | ゆで5分お湯切り |
質量 | Net116/麺95g |
熱量 | 522kcal (2186kJ) |
Na | ~g(食塩相当量5.0g) |
付属品 | 液体スープ、ふりかけ(にんにく・胡椒) |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 要 |
麺 | 幅4mmで厚みもある、表面はややベタベタ、もっちり粘る歯応え、揚げ麺らしくない |
汁・ソース | とろみあり、辛さ控えめ、豚鶏鯖の旨味が調和する、隙間のない味だがしつこくない |
具・その他 | 麺の強引さに対しスープはマイルド、挽肉は入れすぎ注意、反面ネギは沢山入れたい |
総合評価 | ★★★3 |
試食日 | 2022/07/10 |
賞味期限 | 2022/09/20 |
入手方法 | 2022/04/11 相鉄ローゼン |
税込購入価格 | 138 JPY |