No.7106は東洋水産、マルちゃんZUBAAAN! にんにく旨豚醤油。姉妹品の旨コク濃厚味噌はNo.7096で紹介済で、背脂濃厚醤油を7116で扱う予定。
三個パックのブランニュー袋麺※ということで、同形態を採る日清これ絶対うまいやつと比較したくなるのだが、No.7096旨コク濃厚味噌の試食でこれ絶対~の濃厚味噌とはキャラクターがあまり被らない設定であることが判明し、また価格差分の質感の差があることも判った。(ZUBAAAN!が上)
ZUBAAAN!は今回のにんにく旨豚醤油と背脂濃厚醤油、二種類の醤油味を用意しており、背脂醤油しかないこれ絶対~とはかなり違う仕上がりになっているだろうと期待する。
※ZUBAAAN!には個装も存在する
食べてみて、ライブ感に溢れる新しい世代の即席麺、という印象を受けた。食べていてほんの一瞬とはいえ「あれ?店舗で食べているんだっけ?」と錯覚することがある。良質の具材を添えるならば一段とその感覚が強くなるだろう。これには鋭いニンニクの匂いも一役買っている。
麺もスープも、巨木が大地に深く根を張ったような、多少の外乱にはビクともしないような頑丈さを感じる。その背景には多くの脂と強い塩分があり、冷静に考えるとこれってあまり体にはよろしくなさそうだなあと思うのだ。しかしワルいこと、危険なことほど楽しいのは人の常であり、今日は特別だから一度だけなら許してねとガードを緩めてしまいたくなる。(でも三個パックだからあと二食あるんだよね)
このBlogで度々書くことだが、重厚な味の製品は食べる満足感を存分に与えてくれるが、その反面気軽さに欠けて身心が疲れている時にはウザったく感じられるものである。今回の品もまさにそれで、体の調子を踏まえた上で食べるのが吉である。時と場合によっては日清これ絶対うまいやつの方が好適なケースも多いだろう。
麺は3mm強の太い扁平断面で、厚みも結構あり、とても重量感が高い。輪郭はやや曖昧で、舌触りに鋭さは無い。しかし硬めの小麦粉の練り物をジワッと押し切るような重厚な歯応えで、即席麺であることを忘れてしまいそうである。
スープは豚骨味が優勢な醤油豚骨味で、かなり脂っぽく、また塩分も強い。生のニンニクを今さっきすり潰したような鋭い匂いが強く出ている。体への負担が大きそうだが、それ以上に人間の欲望をこちょこちょと刺激する。麺と同様に即席麺の範疇を越えてしまうようなスープである。
とても強い味なので、もやしやキャベツなどのあっさりした野菜をたくさん入れないとうまくバランスが取れなさそうだ。
国名 | 日本 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 4 901990 514101 (3p:514118) |
会社名 | 東洋水産 |
製品名 | マルちゃんZUBAAAN! にんにく旨豚醤油 |
謳い文句 | ラーメン好きのど真ん中。お店品質の一杯 |
調理方法 | ゆで5分 |
質量 | Net129/麺80g |
熱量 | 466kcal (1951kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量1.8+5.0g) |
付属品 | 液体スープ、粉末スープ |
ノンフライ麺 | ○ |
湯切り | 不要 |
麺 | 幅3mm強で厚みもあり重量感大、輪郭は曖昧、鈍いが重厚な歯応え、生麺と錯覚する |
汁・ソース | 醤油<豚骨優勢、脂っぽく塩分も強い、生ニンニクを擦り潰したような鋭く強い香り |
具・その他 | 体への負担大だが欲望を刺激する、野菜を沢山入れたい、臨場感溢れる新世代即席麺 |
総合評価 | ★★★☆3.5 |
試食日 | 2022/06/19 |
賞味期限 | 2022/11/25 |
入手方法 | 2022/04/05 ドン・キホーテ |
税込購入価格 | 354 JPY / 3p |