No.7066は東洋水産、マルちゃん 塩ラーメン 北海道版。同じ塩ラーメンでも東北・信越・静岡・中京版も存在しており、パッケージに描かれる製品名の書体や幌馬車・時計台の絵などは殆ど同じものだと思われ、私はパッと見で判別できる自信は無い。
▲塩ラーメン 東北・信越・静岡・中京版(2016年)
JASマークの日即食協No.121
(北海道版はNo.21、五個パックの袋はまた違う数字だよ)
見分け方のポイントとして、個装袋ならば水色の三つ星が描かれてすりごま「入り」と書かれているのが北海道版、すりごま「付」と書かれているのが東北など版。五個パックの袋ならば緑色の帯と北海道の絵があるのが北海道版。
東北など版は六年前に食べて以来ご無沙汰で味の印象が曖昧になっているため、今回の北海道版との差異を的確に伝えるのは私の味覚と記憶力ではちょっと苦しいかな。
食べてみて、強い特徴や派手さは何も無いが、日々の生活にそっと寄り添ってくれるような製品。残り物の野菜や肉を入れながらサッと作ってチャチャっと食べるのが似合っている。こうした運用ならば飽きが来ることもない。あまり話題になることもない製品だろうが、日常生活の中のほんの一部なのだからそれでいい。
正直言って私には東北など版との差異は明確に言語化できない。強いて言えば今回の北海道版の方が野菜の香りが強いような気がする。一方ですりごまの効能が少し異なるような印象も持った。北海道版は粉末スープの中にすりごまが混ぜてあるのに対して、東北など版はすりごまの小袋が別になっている。
なので北海道版はスープの味にゴマが融合されているのに対し、東北など版はゴマが独り立ちしているような感じ。まああくまで見た目の先入観がそう思わせるのかもしれないが。
あと、袋の塩ラーメンの原点ともいえるサッポロ一番塩らーめんと比べると、各要素でマルちゃんの方が大人しく控えめであると感じた。
麺は細めの角断面。硬くはないものの、少々粘りや滑らかさに欠けてザラザラした感じ。すする際にツルツルではなく若干の渋さというか抵抗を感じる食感。でもこれは欠点ではなく、一つの個性だと思う。
スープは白濁した淡い色で、醤油成分は無い。豚や鶏や野菜をじっくり煮出したような匂いがする。穏やかで角が無い味だが、うま味や塩分はしっりと出ており、頼りなさは感じない。すりごまの香りも効果的。
国名 | 日本 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 4 901990 010030(5P:012232) |
会社名 | 東洋水産 |
製品名 | マルちゃん 塩ラーメン 五個パック(北海道) |
謳い文句 | 北海道限定 北海道工場からお届けします すりごま入り おいしさなが〜いおつきあい!! |
調理方法 | ゆで3分 |
質量 | Net94/麺85g |
熱量 | 427kcal (1788kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量2.0+4.2g) |
付属品 | 粉末スープ(すりごま・ねぎ入り) |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 細めの角断面、硬くはないが粘りに欠け、すする際に若干の抵抗があるが嫌ではない |
汁・ソース | 淡い白濁色、醤油成分無し、豚鶏野菜をじっくり煮出した感じ、穏やかで角の無い味 |
具・その他 | すりごまの香りが効果的、派手な特徴は無いものの、日常生活に寄り添うような製品 |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2022/04/07 |
賞味期限 | 2022/04/10 |
入手方法 | 2021/09/13 コーナン |
税込購入価格 | 397 JPY / 5p |