No.7035は日清食品、日清爆裂豚道 強ニンニク醤油ラーメン。極太麺が特徴の爆裂シリーズ第三作目であり、前二作が赤い袋の爆裂「辛麺」だったのに対し、今回は黄色い「豚道」である。色に関しては本品が俗に二郎インスパイアと称されるラーメンを意識しているからだと思われるが、私はこれとの関わりについては言及するだけの知識・経験が無い。
作り方の説明書きにはもやしを用意するよう指示があったので、今回はその通りに従った。レンジで三分加熱とあるのでうまく段取りを考えて製作する必要がある(なお「もやしを入れなくてもおいしく召し上がれます。」とも書いてある)。いろいろと身構えて臨む必要がある製品だな。
食べてみて、生々しいおろしニンニクの香りが突出している※。チリチリした切れ味さえ感じられるもので、例えるなら再生音源ではなく生演奏を聴いているみたいなライブ感に溢れるもの。即席麺でこんな香りは初めてだよ。ふてぶてしくて尊大な麺も十分に特徴的だが、これは従来からあった爆裂辛麺と同次元のもの。
※ここで言う生々しさはあくまでラーメン屋で机の上にある瓶に入ったおろしニンニクのことで、生のニンニクをすりおろした直後という意味ではない。
ただその一方で「豚道」はいま一つ大人しいように感じられた。パッケージグラフィックの派手さから、背脂と豚骨臭が無慈悲に襲い掛かって来るものだと身構えていたのに、この点はちょっと拍子抜けで物足りない。外見は派手だけど根は真面目な人という感じか?
まあ好き嫌いは分れるだろうが、家庭で作る即席麺でこれだけのインパクトがあるラーメンを作れることには十分な意義というか存在価値があると思う。頻繁に食べようとは思わないが、たまに食べたくなる時があるだろう。
麺は幅4mmの太い扁平角断面で厚みもあり、ズッシリとした重量感がある。表面はザラついており、揚げ麺だが気泡感は無い。密度が高そうな筋肉質の麺で、繊細さは皆無。一本一本が意志を持って動き出しそうで、ふてぶてしい程の存在感がある。量も多くて腹にズッシリ溜まる感じがする。
スープはニンニクの生々しい刺激臭に満ち溢れている。即席麺でよくぞこれだけの鋭い表現ができるなあ、と感心する。ベースとなるのはかなり甘めの醤油味で、塩分も強い。トロっとした舌触りがあり、ニンニク臭を除けば意外な程にマイルドな味である。ポークのうま味は強く出ているが、やや粉末っぽさを感じる。脂っぽさや豚骨臭はうんと控えめで、また辛い刺激もない。
麺もスープも圧迫感が高いので、歯応えが明確なもやしをなるべくたくさん入れたいところだ。どんな具を入れてもへこたれることはない。
| 国名 | 日本 |
| ジャンル | 袋ラーメン |
| EANコード | 4 902105 269725 |
| 会社名 | 日清食品 |
| 製品名 | 日清爆裂豚道 強ニンニク醤油ラーメン |
| 謳い文句 | 食べ応えの極太麺95g ワシワシ極太麺とクセ旨豚スープ |
| 調理方法 | ゆで5分 |
| 質量 | Net111/麺95g |
| 熱量 | 484kcal (2026kJ) |
| Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量2.4+5.8g) |
| 付属品 | 粉末スープ、調味油 |
| ノンフライ麺 | × |
| 湯切り | 不要 |
| 麺 | 幅4mmの太い角断面、表面はザラつくが気泡感は無い、筋肉質でふてぶてしい存在感 |
| 汁・ソース | 生々しいニンニク臭、ベースは甘めの醤油味、脂っぽさや豚骨臭は控えめ、辛くない |
| 具・その他 | もやしは入れたい、家庭でこれ程存在感が高いラーメンを作れることには価値がある |
| 総合評価 | ★★★3 |
| 試食日 | 2022/02/07 |
| 賞味期限 | 2022/04/04 |
| 入手方法 | 2021/09/22 グルメシティ |
| 税込購入価格 | 149 JPY |



