No.7027はキャメル珈琲、KALDI 瀬戸内レモン塩ラーメン。製造はサンヨー食品系列の太平食品工業であり、JANコードの業者項もサンヨー食品のものになっている。先日シークヮーサー味のラーメンをNo.7022で紹介したばかりだし、ここ数年で瀬戸内のレモンを前面に押し出す製品を何度も食べている。爽やか柑橘系というのがひとつのトレンドになっているのかな?今のような寒い季節には馴染みにくいとも思うが。
作り方の説明を見ると、普通の温かい汁ありラーメンの他、麺を湯切りして流水に晒し、つけ麺として食べる方式も併記されている。今回の品はいただき物で、丁度二個あるので両方の作り方で試してみることとした。
食べてみて、冷たいつけ麺でも暖かい汁ありでも、粉末っぽさをストレートに残す鋭い酸味を御しきれず持て余してしまう印象。寒い季節に食べるというハンディを考慮しても、じゃじゃ馬のように扱いが難しい製品だと感じた。
願わくば、もう少しコストを掛けて液体スープとして、あるいは調味油を添付して、尖った部分の角を落とすようにしてくれたら懐が拡がるように思うのだ。サッポロ一番レベルの質感は持っているので、具や薬味で創意工夫を凝らしたチューニングを施せば、ピタッと味が決まる可能性はあると思う。
【冷たいつけ麺で食べた場合】麺は細めで、表面には張りがありツルツルしている。ゆで時間は四分と長めだが、水に晒して冷やすために引き締った印象がある。ただ重量感は無く、腰の軽さを感じてしまう。ここはノンフライの緻密さが欲しくなるところ。
スープは少し濁り感がある淡い色。粉末っぽく鋭い酸味がかなり強く出ており、これがこの製品の主役になっている感じ。何となくサッポロ一番の塩らーめんっぽい香りとうま味があるが、酸味と上手く融合していないように思った。冷たいつけだれの元で、揚げ麺と爽やかなレモンの酸っぱさを合わせるのは、とても難いことのように感じる。濃い味や脂ぎった具は似合わなそう。
【普通のラーメンとして食べる場合】麺のゆで時間は三分になる。表面に張りがありツルツルした食感は冷やした場合と似ており、重量感は弱いですがハッキリと存在を主張する。
スープは冷やして食べる時よりも、塩ラーメンっぽさが強くなるが、まだレモンの酸味が強い。スープ自体には脂っ気が無いものの、揚げ麺なので適度な力強さは備わっている。具無しでは物足りなさを感じるが、冷した場合と同様に具の選択は難しそうだ。
国名 | 日本 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 4 901734 042723 |
会社名 | キャメル珈琲 |
製品名 | KALDI 瀬戸内レモン塩ラーメン (製造は太平食品工業) |
謳い文句 | レモン果汁の内瀬戸内レモン50%使用 (製造は太平食品工業) |
調理方法 | ゆで3分/ゆで4分水さらし |
質量 | Net90/麺80g |
熱量 | 416kcal (1742kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量1.6+3.3g) |
付属品 | 粉末スープ |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要/要 |
麺 | 細めで表面には張りがありツルツル、水に晒すと引き締まり存在感大、重量感は弱い |
汁・ソース | 少し濁り感がある塩味、粉末っぽく鋭いレモンの酸味、サッポロ一番っぽさを感じる |
具・その他 | 酸っぱさが他の要素と融和していない、素だと物足りないが具の選択は結構難しそう |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2022/01/20 |
賞味期限 | 2022/01/27 |
入手方法 | 2021/06/26 Great Ramen Fighter様よりいただく |
税込購入価格 |