No.6990は麺のスナオシ、ソース焼そば。以前ウチでは同社の「ソースやきそば(平仮名)」を二度採り上げているが、今回の品は「焼そば」である。麺のスナオシのサイトに載っているのは平仮名の方だけであり、もしかしたら今回の品は特定の流通経路専売なのかもしれない。フタに企業名が書かれていないし。
▲ソース「やき」そば
そして購入価格は税込59円!在庫処分とか訳あり品ではなく通常の販売価格がこれ以上に安いカップ麺は日本にはほぼ存在しないだろう。ちなみに上記のNo.5881ソースやきそばは税込価格が62円、大して変わらんな。恐るべし、麺のスナオシの低価格戦略!
食べてみて、No.5881ソースやきそばと同じ品のように思える。粉末ソースの小袋や原材料名、栄養成分の値も一致しているし。そして「税込59円、税込59円、税込59円」と念じながら食べれば不満など何ひとつ感じない。
他者(社?)と比べることなどせず、己の心が満たされるならばそれで十分じゃないか。麺のスナオシのソース焼そばを食べ、ふと我に返って人生を考えてしまう。59円で腹を満たすだけでなく生き方の見返しが出来るなら尚更安いといえよう。
まあ実際はかなり割り切った製品であり、ペヤングやらU.F.O.など高額ブランド品と比べるのは酷というもの。肉はおろかキャベツすら省略されている製品だということを事前に覚悟しておく方がいいだろう。
麺は細めでで角は丸められており、焼そばとしてはやや不自然にツルツルした舌触り。歯応えはキメが細かくスポンジー。柔らかめの発泡ウレタンみたいで、繊細な食感だが力強さは感じられない。量はカップ焼そばとしては少なめ(麺72g)。
ソースは甘酸っぱくアッサリしているがあまりピリッとしない。ふりかけに含まれる鰹節や魚粉っぽい香ばしさが特徴的。揚げ玉は最初カリカリした食感だが、時間が経つにつれフニャっと湿気てくる。良く解釈すれば異なる歯応えを楽しめる面白さがある。紅生姜の酸味は効果的だがアオサやゴマの香りはいま一つ。一般的なカップ焼そばでは必須項目であるキャベツは無し。
色々と割り切った製品であり、食べる側にも納得と割り切りが必要だろう。しかし、税込み価格が59円というのは破壊的で、多少ネガティブな要素があっても、全てを納得してしまうよ。物足りなさはいろいろあれども、幸い過剰な嫌らしさは無いし。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップ焼そば |
EANコード | 4 903288 640113 |
会社名 | 麺のスナオシ |
製品名 | ソース焼そば |
謳い文句 | がっつりいけちゃう香ばしさ! |
調理方法 | 熱湯3分お湯切り |
質量 | Net86/麺72g |
熱量 | 372kcal (1557kJ) |
Na | ~g(食塩相当量3.0g) |
付属品 | 粉末ソース、ふりかけ(揚げ玉・混合削りぶし・いりごま・青さ・紅生姜・乾燥海老) |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 要 |
麺 | 細めで優しい口当たり、やや不自然に滑らか、キメが細かいスポンジみたいな弾力感 |
汁・ソース | 甘酸っぱくアッサリ、魚粉の香ばしさ、ふりかけが味を作っている、キャベツは無し |
具・その他 | 揚げ玉は初めコリコリ後半フニャ、No5881と同じ味、割り切った製品、破壊的価格 |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2021/11/08 |
賞味期限 | 2022/02/26 |
入手方法 | 2021/09/25 TRIAL |
税込購入価格 | 59 JPY |