No.6916は東洋水産、マルちゃん 赤みそラーメン。前回紹介したのは2010年のNo.4432なので11年ぶりだが、外観は殆ど変わっていない(調理例写真は更新されている)。
▲2001年(No.2042)と2010年の赤みそラーメン
この二つは調理例写真が一緒だね
北海道・東北・静岡・中京地区の限定販売で、製造は小樽にある北海道工場。パッケージに幌馬車や時計台、ポプラの木が描かれているので同社の東日本ローカル麺シリーズ(=関東圏をすっ飛ばしている)なのだが、しょうゆ・味噌・塩味は北海道版と東北地方版が別仕立てになっているのに対し、この赤みそは北海道と東北が兼用になっており、なにか複雑な裏事情があるかのように思えてしまうな。
食べてみて、豚骨風味がかなり頑張っている印象。これはもう味噌豚骨味と呼んでもいいだろう。パッケージは古臭いけれども、味の組み立て方とか自己主張の強さなどが結構今風で、最近の即席麺と並べても全然引けを取らない製品だと思う。ただその分、シンプルとか素朴という言葉は似合わず、結構混ぜ物が多そうだという印象も持った。
麺は太めで黄色がかっており、ふっくら膨れたような舌触り。気泡感は無く、もっちりとした重量感がある。強いスープの味をしっかり受け止めている。ほかの味のマルちゃん東日本ローカル麺シリーズとは昭和と平成ぐらいに世代が違う印象(今回の赤みそラーメンの方が新しい)。
スープは若干のとろみがあり甘め。明るい印象の味噌味だが、味噌と同じ程度に豚骨味も出ており、味噌豚骨と表現するのが正しい。だがあくまでミルキー豚骨であり、獣臭さは殆ど無い。味や香りの手数は多く、また人工的な部分もあり、結構雑味というか混ぜ物があるように感じた。その分隙間なく味が詰まっている感じでもあり、退屈はしない。
液体と粉末のダブルスープであり、しっとり感と力強いキレが両立している。辛い刺激は無いが、七味唐辛子やニンニク等を追加すると合いそうな予感がする。
レトロチックなパッケージデザインとは裏腹に、中身は全然古さを感じさせず、雄弁で自己主張をする性格。ただ結構鬱陶しさを感じる部分もあり、身心が疲れている時には遠慮したくなるかもしれない。
国名 | 日本 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 4 901990 010306 (5p:010313) |
会社名 | 東洋水産 |
製品名 | マルちゃん 赤みそラーメン (北海道・東北・静岡・中京地区限定販売) |
謳い文句 | とんこつ仕立て 赤みそ風味のこってりスープ |
調理方法 | ゆで3分 |
質量 | Net110/麺80g |
熱量 | 451kcal (1888kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量1.6+4.6g) |
付属品 | 液体スープ、粉末スープ |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 太めで黄色い、膨らんだような舌触り、気泡感は無い、もっちりして重量感がある麺 |
汁・ソース | とろみあり、甘く明るい味噌味に豚骨味が合わさるが獣臭さは無い、辛い刺激は無い |
具・その他 | 液体のしっとり感と粉末の瞬発力、混ぜ物が多い感じもある、外見ほど古臭くはない |
総合評価 | ★★★3 |
試食日 | 2021/06/11 |
賞味期限 | 2021/08/09 |
入手方法 | 2021/04/16 Kazue特派員様よりいただく |
税込購入価格 |