No.6902 テーブルマーク ホームラン軒 信州みそ仕立て辛みそラーメン

No.6902はテーブルマーク、ホームラン軒 信州みそ仕立て辛みそラーメン。No.6882で姉妹品で緑色パッケージの(辛くない)みそラーメンを紹介している。どちらも長野県限定販売。

▲(ただの)信州みそ仕立てみそラーメン

緑色は今までに何度か食べたことがあるのだが、赤いパッケージの辛味噌は今回が初めてで何時から存在していたのかも判っていない。調べてみると2018年頃には存在していた痕跡が伺われるのだが、それ以上のことは判らなかった。極端に情報量が乏しいということは、生産数量もごく僅かなのだろう。私が関東圏の文具屋で今回の品を見掛けた際に、最近では殆ど無くなった「未知の即席麺との衝撃的な出会い」の喜びで胸がいっぱいになったよ。

食べてみて、基本的な部分は緑色パッケージの普通版と大きくは変わらないが、辛さを強調した反動で少々バランスを崩してしまったように感じられた。具の内容も変更されていて、対象年齢を少し若向きに再設定したようにも思える。どちらがいいかと問われればより安心感が得られる緑色を採るし、刺激が欲しければそれに七味唐辛子を入れるだろう。

 

麺は細めの角断面で、輪郭が明確でハッキリした舌触り。緑色の普通版と同じ印象で、前世紀のノンフライカップ麺という印象。このふくよかさに欠けシャープな麺を普通版はおおらかな味噌味が包み込むようにして受け止めて欠点とは感じさせなかったのだが、今回の品はスープの包容力が減ってしまったため、麺の旧さが露呈してしまったように思えた。

スープは少し味噌粒子のザラつき感がある舌触り。味噌の香りとうま味のバランスが良く満たされた感じで隙間とか不足感は感じないが、緑の普通版と比べるとやや薄いというか浅くなったような気がした。辛い刺激がそこそこあるが、ハッキリしたものではなくボンヤリした方向感に欠けるもので、ベースとなる味噌味にうまくフィットしていないように感じる。

具はキャベツが主体であることは変わらないが、緑の普通版にあった野沢菜やコーンワカメが省略され、代りに挽肉やネギが追加された。量は少ないもののスープの辛さと相まって、製品を肉食系へとシフトさせているように思えた。

緑の普通版は慈愛に満ちた優しいスープがやや疲れ気味の麺を引き立てていた構図だったのに対し、今回の辛みそはスープが自己のアピールに勤しんだ挙句、麺が放置されているように感じてしまったよ。モノは悪くはないんだけど、どうしても緑と赤を比較したくなっちゃうのだ。

国名 日本
ジャンル カップラーメン
EANコード 4 901520 147588
会社名 テーブルマーク
製品名 ホームラン軒 信州みそ仕立て 辛みそラーメン
謳い文句 ピリッと辛く仕上げました 長野県限定販売 信州味噌使用 (製造は加ト吉水産)
調理方法 熱湯4分
質量 Ne103t/65麺g
熱量 331kcal (1386kJ)
Na(麺具+汁) ~g(食塩相当量2.5+3.6g)
付属品 液体スープ、かやく(キャベツ・ねぎ・肉そぼろ・唐辛子)
ノンフライ麺
湯切り 不要
細めの角断面で輪郭が明確、ふくよかさに欠け歯応えはやや鈍め、昔のノンフライ麺
汁・ソース ザラつく舌触り、味噌とうま味が合っている、辛い刺激は程々だがボンヤリした印象
具・その他 挽肉入り、普通のみそ味はスープが麺を包んでいた感じだが、バランスが崩れた感じ
総合評価 ★★☆2.5
試食日 2021/05/14
賞味期限 2021/07/18
入手方法 2021/03/19 事務キチ
税込購入価格 99 JPY