No.6877はイトメン、山菜うどん。いままでウチは「山菜そば」の試食記を四回掲載しており、また記録に載せずに食べたことも何度かあるのだが、今回の山菜うどんは初めて食べるもの。同社のサイト情報ではこの製品が発売されたのは2007年8月とあり、山菜そばの1986年に比べて21年遅れ。正直に言うと今まで存在を全然認識していなかったよ。
▲姉妹品の山菜そば(2018年に試食)
6800件あるウチの即席麺データベースを検索しても山菜&うどんでは一件も引っ掛からなかった。改めて考えると、カップ麺に限らず店舗のメニューでも山菜そばはよく見掛けるが、山菜うどんはあんまし聞かないよなあ。イトメンもなかなかニッチなところに眼を付けたものだ。
食べてみて、とても優しい味。人の心を荒らさずに、包み込んでくれるかのようだ。この穏やかなキャラクターは三年前に食べた同社の山菜そばにも共通するもの。取り立てて高級だとか豪華だというものではないが、家に常備してあるといいな、と思った。
麺は幅3mm程度で薄く、気泡感もあり、うどんの麺としてはボリューム感に乏しいもの。そのためか湯戻しが三分で済み、多くのカップうどんよりも素早く食べられる。軽い麺質だが強い縮れがついており、舌先を適度に刺激する。
つゆは透明感が残る淡い色で、醤油濃度は薄い。甘めで昆布と椎茸のうま味や香りがする。優しい口当たりの反面、強く自己主張する味ではない。七味唐辛子の刺激は弱いが、柑橘系の香りが爽やかだ。
具は豊富で、ワラビやゼンマイの存在が楽しい。チンゲン菜も存在感があるが、チンゲン菜って山菜ではないような?揚げ玉の脂っぽさが全体にちょっとだけ力感を与える。キクラゲはコリコリした硬い歯応えがアクセントになっている。ちなみに姉妹品の山菜そばは揚げ玉とキクラゲが含まれない。
力で押すタイプの製品ではないので食った~!という達成感には乏しいが、まったりとした昼下がりの食事としてちょうどいい。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップうどん |
EANコード | 4 901104 305052 |
会社名 | イトメン |
製品名 | 山菜うどん |
謳い文句 | カツオと昆布で仕立てたすっきり旨みだし |
調理方法 | 熱湯3分 |
質量 | Net80/麺65g |
熱量 | 374kcal (1566kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量1.2+3.6g) |
付属品 | 粉末スープ、かやく(ちんげん菜・揚げ玉・わらび・ぜんまい・きくらげ)、七味唐辛子 |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | うどんとしては細めで気泡感もあり、ボリューム感に欠けるが、湯戻しは三分で済む |
汁・ソース | 醤油濃度が薄く淡い色、甘めで優しい口当たり、昆布と椎茸の香り、七味は辛くない |
具・その他 | 柑橘系の香り、山菜は楽しい、キクラゲは歯応えがアクセントになる、穏やかな製品 |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2021/03/25 |
賞味期限 | 2021/054/22 |
入手方法 | 2021/02/11 食品館あおば |
税込購入価格 | 124 JPY |