No.6873は麺のスナオシ、辛い!拉麺。今回この製品を採り上げたのは、No.6853で紹介した同社の「麺’s味工房 旨辛ラーメン」との比較を行うためである。どちらも安価で辛い味なのだが販売店は別であり、流通経路が違うのかもしれない。今回=の辛い!は税込84円で購入したのに対し麺’s味工房は税込59円、安すぎる。
▲No.6853 麺’s味工房 旨辛ラーメン
情報を確認するために麺のスナオシのWebサイトを見てみたら、何と!2月22日にリニューアルして、近代的でお洒落(当社比)に変身している!だが情報の内容自体は大して変わっていないようだ。そしてここには麺’s味工房の旨辛ラーメンは載っておらず、やっぱ特定販路向け製品なのかな?
食べてみて、スープが麺’s味工房とは結構違う。あちらはシンプルな醤油味に唐辛子の刺激で味や香りの手数が少ないように感じたが、今回の辛い!は韓国系の香りが感じられてちょっと複雑。一方で麺や具は大差無し。
麺はスペック上で今回の辛い!が質量70gに対し麺’s味工房は65gと若干の差があるが、食べた印象はどちらも同じように感じた。細めで角は尖っておらずスムーズな舌触り。キメの細かな気泡感があり、例えるならばマシュマロを硬くして麺状に成型したような感じ。反面あまりコシとかしっかりした歯応えは無く、味や香りもちょっと不愛想。
スープは製品名通り辛い!。重量感を伴わない、キレる辛さだ。脂っぽさは無くアッサリしており、うま味は人工的で強い。だが味の核というかベースとなる部分は弱く、芯が弱い印象。麺’s味工房のスープと異なるのはキムチやコチュジャンなど韓国っぽい味がすることで、単調さから救っている。
具のネギやニラは大きくて、ある程度の存在感がある。糸唐辛子は見た目が華やかになるが、辛さや香りにはあまり寄与しない。
全体的に軽い印象であまり食べた〜という気分は得られないが、強い刺激で心身をリセットさせたい時にはいいだろう。
女性的な麺の舌触りと辛い刺激とかやくはほぼ同じなので、今回の辛い!と麺’s味工房は基本部分で似ているが、キムチっぽいうまみと香りが差別化要因となっている。税込84円のこの製品は価格分の価値が十分にあると思うが、麺’s味工房の59円と比較されるとちょっと分が悪いな。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 4 973288 734614 |
会社名 | 麺のスナオシ |
製品名 | 辛い!拉麺 |
謳い文句 | スープが味の決め手! |
調理方法 | 熱湯3分 |
質量 | Net79/麺65g |
熱量 | 349kcal (1461kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量0.5+4.8g) |
付属品 | 粉末スープ、かやく(ネギ・赤唐辛子・ニラ) |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 細めで角は丸く優しい舌触り、細かな気泡感、硬めのマシュマロみたい、コシは弱い |
汁・ソース | 結構辛い、軽くて鋭い刺激、キムチ系の香り、脂っ気は無くアッサリ、旨味は人工的 |
具・その他 | ネギやニラは大きい、No.6853麺’s似だがより複雑な味、心身をリセットできる刺激 |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2021/03/17 |
賞味期限 | 2021/06/29 |
入手方法 | 2021/02/11 食品館あおば |
税込購入価格 | 84 JPY |