No.6860はサンヨー食品、世界の山ちゃん監修 幻の手羽先風味ラーメン。姉妹品の山ちゃん焼そばをNo.6781で紹介している。幼い頃に自分がこの名で呼ばれていたからという訳では決してないのだが(ホントウか?)、山ちゃんという名の製品を見ると無条件で手が出てしまうのだ。
わたくし事だが二月に引越しを行い、今回のNo.6860から即席麺の調理環境が激変した。これに伴いYouTube動画もフルHDの1080p60fps(従来は720p30fps)へグレードアップ!しかしまだ新しい環境に慣れおらず冗長な部分やお見苦しい点が多々あると思われるが、逐次改善していく予定なので生暖かく見守ってやって下さい。
食べてみて、脳天に針を刺されるみたいにスパイシーで刺激的。一点突破型の製品であり、他の要素はほどほど程度の扱いである印象。しかしこの製品は税込価格が232円と結構高額であり、このクラスともなると他の要素にもある程度の質感を求めたいところである。この点でちょっと物足りなさを感じた。
麺は細めで輪郭は曖昧。ふくよかさとかしなやかな粘り感は弱く、やや重たくて鈍い印象。揚げ麺だけどもひ弱だとか頼りなさは感じず、スパイシーで強い味のスープを十分受け止めてくれる。ただし、歯応えや香りで麺を食べることに喜びを感じるものではなく、価格を考えるともう少し頑張ってほしいと思った。
スープは醤油ベースで、チリチリした唐辛子と胡椒の辛さが強くて眼が覚めるようだ。瞬発力があるとでもいうか、変な例えだが高周波成分が多いみたいな華やかな刺激であり、これ自体は結構心地良い。反面じっくりと味わうような奥の深さとかしっかりしたボディには欠け、表面的な味わいに終始する。
具の鶏肉そぼろは結構たくさん入っているが、ややブヨブヨした人工的な歯応えで違和感を感じた。キャベツはたくさん。
百円の中ぐらいの製品だったら元気があって個性的、と好意的に評したであろうが、232円ともなるとそうは言えない。それでも強いて言えば、「山ちゃん」という素晴らしい愛称に対して価値を見出せるのかもしれないが。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 4 901734 041542 |
会社名 | サンヨー食品 |
製品名 | 世界の山ちゃん監修 幻の手羽先風味ラーメン |
謳い文句 | 昭和五十六年創業 名古屋名物 スパイシー!!辛い!!うまい!もう一杯! |
調理方法 | 熱湯3分 |
質量 | Net102/麺70g |
熱量 | 459kcal (1922kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量2.2+4.0g) |
付属品 | 調味油。粉末スープ、かやく(味付鶏肉そぼろ・キャベツ・ピーマン・ねぎ)は混込済 |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 細めで輪郭は曖昧、しなやかさに欠けやや鈍重だが、締まった食感で頼りなさは無い |
汁・ソース | チリチリした唐辛子と胡椒の辛さで目が覚める、醤油ベースで深みや芯の強さが弱い |
具・その他 | 鶏肉そぼろは大量だがブヨブヨした歯応え、刺激的だが価格相当の品質感は備えない |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2021/02/20 |
賞味期限 | 2021/04/20 |
入手方法 | 2020/12/28 ローソン |
税込購入価格 | 232 JPY |