No.6847はサンポー食品、九州地獄豚骨ラーメン。販売は北海道を除くトライアル向けの専用製品であり、サンポーのWebサイトには製品情報が載っていない。ウチの近所では滅多に見ることが出来ないサンポー製品だが、トライアルへ行けば今回の品を入手できるというのはありがたいことでもあるな。
地獄豚骨ということで、パッケージには炎を背景におどろおどろしい豚の頭が描かれている。同社の焼豚ラーメンを知っている人なら中身をおおよそ推測できようが、そうではない一般人だとちょっと腰が引けてしまいそう。まあ買う前に激辛製品であることを認知してもらうことは、後々の悲劇を予防するという意味では正しい情報発信であると思う。
食べてみて、二重の意味で騙された!パッケージの図柄はおどろおどろしいが、お湯を入れて出来上がった姿は全然赤くなく普通の豚骨スープみたいに白く、見た目は全然辛くなさそう。
しかし口に含むと痛みを感じる程の辛い刺激が襲ってくる。スープが白いからと安心して迂闊に口に含むと危険である。辛さを除いた味そのものは庶民的というか、あまりリアルとはいえない軽めの豚骨味。
麺は細めで気泡感が結構ある。やや粘りとか潤いには欠け、ゴワゴワして軽い食感。ただ豚骨スープとの相性は良く、中途半端に生麺に近付こうとするよりは潔い。
スープは白いのにかなりの激辛。知らずに食べると危険である。注意喚起のためだけでも色を付けた方がいいのでは?と感じた。豚骨やニンニクの臭みも出ているが、鋭い辛さの前に埋もれてしまう。サンポーなんだからもっと臭くあってほしいな。うま味は人工的であまり深みは感じない。
レトルトの高菜は量が多いが、スープほどには辛くない。この製品の中で唯一しっとりした部分。焼豚は薄くて硬い。
辛さのインパクトは相当凄いけれど、製品全体としてのバランスはややいびつなように感じられた。私はサンポーという名を聞くだけで全てを赦してしまいたくなるのだが、せっかくトライアルという全国規模(北海道を除く、四国は未出店)のチェーン店に載せるのならばもっと正攻法の品も紹介してほしいなあと思うのだ。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 4 901773 100583 |
会社名 | サンポー食品 |
製品名 | 九州地獄豚骨ラーメン |
謳い文句 | 九州産激辛辛子高菜激辛唐辛子使用 |
調理方法 | 熱湯3分 |
質量 | Net129/麺85g |
熱量 | 559kcal (2328kJ) |
Na(麺具+汁) | ~g(食塩相当量3.0+4.6g) |
付属品 | 粉末スープ、かやく(焼豚・きくらげ・ごま・ねぎ)、調味油、辛子高菜 |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 細めで気泡感がある、粘りや潤いに欠けややゴワゴワした食感、スープとの相性は良 |
汁・ソース | 白いのに痛みを感じる程の辛さで、豚骨やニンニク臭も隠れる、旨味は人工的で薄い |
具・その他 | レトルトの高菜は量が多い、肉は薄くて硬い、インパクトは強いがまとまりに欠ける |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2021/01/12 |
賞味期限 | 2021/03/23 |
入手方法 | 2020/12/10 TRIAL |
税込購入価格 | 199 JPY |