No.6814は明星食品、明星 一平ちゃん夜店の焼そば。ごつ盛り・デカうまに続く、今回が税抜98円で買ったカップ焼そば三部作のファイナル・チャプターである。とはいえ、前二作が麺の質量130gの大盛りだったのに今回の一平ちゃんは100gと少なく(一平ちゃんにも130gの大盛り版はある)若干割高だ。この差はブランド料や中身の金のかけ方の違いなのだろうか?
一平ちゃんは1993年にカップラーメン版が登場し、私にとっては派手で濃い味のジャンキーな製品群、という認識でいたのだが、1995年に出た夜店の焼そばシリーズはラーメンとやや距離を置いているように感じられ、独自のブランド価値を築いたように思われる。
食べてみて、ごつ盛り・デカうまよりも(麺の量以外は)全てにおいて余裕が感じられ、一段格上という印象。何かが突出しているという訳ではないが、大らかさがある。車で言えばエンジンの排気量が二割ぐらい大きくなったような感じ。
ごつ盛りとデカうまの試食で、ソースが液体か粉末かで基本的な性格が決まるように思ったのだが、この点で今回の一平ちゃんは液体ソースを使用する。しかし添付のふりかけの量が結構多く、これが粉末ソースの役割も担っており、実質的にはダブルソース的な効果を実現している。そして豪快さと繊細さを(価格なりのレベルで)両立させているのだ。
麺は細めで茶色がかっている。やや弾力感はあるものの、繊細でしっとり落ち着いている印象。ごつ盛り・デカうまのように麺が130gの大盛りだと、湯戻りや経時変化等への対応でいろいろ犠牲にする部分が多いのかな?とも思ってしまう。(ならば超大盛以上はどうなんだい?という疑問も湧くが、このへんは別な機会に言及したい)
ソースは液体らしく滑らかで尖った部分が無く、基本部分は大人しい設定である。しかしふりかけの紅生姜の刺激やアオサの香り、そして粉末ソースっぽいストレートなうま味成分が華やかさと元気の良さを与えてくれて、もの足りなさは感じない。
からしマヨネーズも下手に出しゃばらず、適度な存在感がありつつも、しつこさを感じる一歩手前で留まっている感じ。具はキャベツだけで、ちょっとさびしい。
というわけで、税抜98円のカップ焼そば三部作は(可能な限り腹を膨らますという必然性が無いのなら)この一平ちゃんが一番良いと思った。あと、からしマヨネーズを噴射する際の心地良さもマヨビームの一平ちゃんが一番快適だった。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップ焼そば |
EANコード | 4 902881 048651 |
会社名 | 明星食品 |
製品名 | 明星 一平ちゃん夜店の焼そば |
謳い文句 | からしマヨネーズ付 細い!キレイ!楽しい!マヨビーム ソースねり込み麺! |
調理方法 | 熱湯3分お湯切り |
質量 | Net135/麺100g |
熱量 | 602kcal (2520kJ) |
Na | ~g(食塩相当量4.6g) |
付属品 | 液体ソース、からしマヨネーズ、ふりかけ(マヨネーズ風ソースフレーク・アオサ・紅生姜)。キャベツは混込済 |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 要 |
麺 | 細め、ソース混込みで茶色い、やや弾力感があるが繊細でしっとりと落ち着いた感じ |
汁・ソース | 基本は液体らしく滑らかで上品だが、ふりかけが粉末ソースっぽいパンチを加味する |
具・その他 | 紅生姜の刺激やアオサの香りが効果的、マヨネーズもちょうどいい、キャベツは少量 |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2020/11/17 |
賞味期限 | 2021/03/03 |
入手方法 | 2020/10/07 相鉄ローゼン |
税込購入価格 | 106 JPY |