No.6776は米国のLotus Foods、Forbidden Rice Ramen White Miso Soup。ヴィーガン対応製品であり製造は中国。
パッケージの写真を見ると麺が深紫色!麺の原材料表示は黒米・茶米・白米をブレンドして作ったものだと表示してある。Webサイトの説明を見ると、ブランド名である「Forbidden Rice」は中国で採れる黒米のことを指すらしい。禁断の米かあ。
その他にも海外製品なのにスープでわざわざ「白」味噌なんて表示をするのは細部へのコダワリであろうと見た。まあちょっと偏屈者っぽい製品だな。
食べてみて、深紫色の麺はネチャッとした口当たりで、スープはうんと控えめな味。正直なところ第一印象は悪かったものの、食べ続けているうちに舌先の感度が上がってきて、細かな味や香りが浮かび上がるようになってきたし麺の食感にも慣れてきた。
そして食べ終わった際には「こういう製品もあってもいいな」ぐらいの印象に変わっていたよ。まあ一般受けは全然しないであろう味だけど。
麺は細い丸断面。ノンフライであり気泡感は無く緻密な印象、なのだがぐにゃっとした鈍い噛み切り感で心地良さは皆無。表面には少し粘性がある。米粉麺なので小麦粉の香りは無いが、ご飯っぽい匂いもしない。製造者曰く「ナッツの香り」がするとのことだが、そのようには感じられなかった。
インパクトの強い深紫色の麺だが、ラーメンの麺とは言い難いものであり、変な例えだが海藻で作った麺のように感じられた。
スープは濁っていて舌先にはややザラザラした感触がある。「白味噌」という割には色が濃い。とにかく塩分がとても弱く、最初作り方を間違えたかと思ったほど。うま味も弱いけれど、人工的な部分も無く、神経を舌先に集中させると自然な大豆の香りが漂ってきた。ヴィーガン対応なので畜肉系のうま味や香りは皆無。辛い刺激は無く、細かな人参が入っているが青臭さは無い。
塩分が極端に弱く、味付けは人工的な要素が無く力感も弱いが、奥深いところに自然な香りがある。日本人が考える味噌ラーメンの姿には遥かに遠く離れているが、私はこういう味を否定しない。
国名 | 米国 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 7 08953 60101 4 (UPC) |
会社名 | Lotus Foods |
製品名 | Forbidden Rice Ramen White Miso Soup (製造は中国) |
謳い文句 | Made with Organic Rice, Gluten Free |
調理方法 | ゆで4分 |
質量 | Net80g |
熱量 | 280kcal (1172kJ) |
Na | 0.8g |
付属品 | 粉末スープ |
ノンフライ麺 | ○ |
湯切り | 不要 |
麺 | 深紫色で細い丸断面、ネチャッとした鈍い歯応え、ぬめりあり、変な味や香りは無い |
汁・ソース | ざらついた濁り感、塩分や旨味がとても薄い、人工的な味はせず、大豆の香りが漂う |
具・その他 | 刺激は無い、これ見よがしの演出は無いが、真剣に向き合うと奥行きの深さを感じる |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2020/09/19 |
賞味期限 | 2020/08/06 |
入手方法 | 2019/06/07 New York (USA) |
税込購入価格 | 2.69 USD (≒291 JPY) |