No.6769はドイツのLidl、Kania Yatá Fideos Sabor Pollo。チキン味。Kaniaはドイツに本社を構え欧州中に店舗を持つ小売店Lidlのスペイン向けプライベートブランド。No.6756等でKaniaブランドの袋麺を紹介しており、中国製（たぶん杭州绿家食品）である旨報告したが、今回の品はRepública Checa、チェコ製であることの表示があった。確かに雰囲気が全然違う。

Lidlぐらい大きな組織になると、地域別にプライベートブランドをいくつも持っているようだ。Lidlでしか販売されない製品なので、バーコードも汎用の13桁EANではなく、独自の8桁プライベートコードとなっている。

食べてみて、麺が日本のカップ麺とはかなり違うために強い違和感を持ってしまう一方、スープは意外にしっかりしていてきちんとした味わいが得られる。量が少ない（Net50g）ので飽きる前に食べ切ってしまい、満腹感は得られないもののあまり嫌な印象は持たなかった。

麺は細めで気泡感が強く、小麦粉の結合力が弱いというか粘りに欠けて脆い印象。大袈裟に言えば崩れてきちゃいそう。あと麺が横方向に並んで引っ付いている箇所もあって食べにくい。揚げ油の温度が低いみたいで色が白く香ばしさに欠ける。日本人の半分以上には受け容れてもらえない麺ではないかと思う。

スープは濁り感がある淡い色。洋風のチキンコンソメ味で、日向臭く軽々しい味ではなく、芯のあるしっかりしたスープである。チキンのうま味がガツンと出ている感じではないが、野菜の香りと塩の効かせ方が上手いのだと感じた。醤油等の日本・アジアっぽい香りは無い。ハーブの香りが奥行き感を出している。辛い刺激は無い。

具は何もなし。まあ中途半端に邪魔な野菜や大豆蛋白質が入っているよりは潔くて良いかもしれない。というわけで、麺には難があるのだが量が少ないので食べるのが苦痛に感じる前に終わってしまい、食後感はさほど悪くは無かった。

国名	ドイツ
ジャンル	カップラーメン
EANコード	2091 9269 (PBC)
会社名	Lidl
製品名	Kania Yatá Fideos Sabor Pollo (Chicken Flavor, Spanish Version)
謳い文句
調理方法	熱湯3分
質量	Net50g
熱量	233kcal (977kJ)
Na	～g（食塩相当量2.36g）
付属品	なし。粉末スープは混込済
ノンフライ麺	×
湯切り	不要
麺	細めで気泡感が強く、粘りに欠け脆い、揚げ油の温度が低い感じ、日本の麺とは別物
汁・ソース	濁り感あり、意外にしっかりした洋風チキンコンソメ、ハーブの香り、辛い刺激無し
具・その他	具は何も無し、麺に少々違和感があるが量が少ないので苦痛に感じる前に食べ終わる
総合評価	★★2
試食日	2020/08/11
賞味期限	2020/07/22
入手方法	2019/05/27 Motril(Spain)
税込購入価格	0.59 EUR (≒73 JPY)