No.6768は米国のMaruchan Inc.、Sopa Maruchan Sabor a Camaron Picante。米国向けとは異なるスペイン語表記のメキシコ等中米市場向けパッケージ。辛い海老味である。
▲辛い海老味(右端)の北米版(上)はライム風味付きしか無い
中米市場向けSopa Maruchanの殆どは北米市場向けMaruchan Ramenにも対になる味が揃えてあるのだが、今回のCamaron Picanteだけは相当する北米版の品が(現在)存在しない。北米版にあるのはLime Chili Shrimp Flavorだけであり、これは柑橘系の酸味を伴うもの。酸っぱいのは嫌だけど辛いのが欲しい、という人は中米版にしか選択肢が存在しないのだ。
食べてみて、唐辛子の刺激だけが頑張っており、その他の要素はぼんやりとしていて曖昧。味や香りが薄く海老味なのかチキン味なのかもハッキリ判らないほど。日本の即席麺の基準に照らして測れば基準外という判断をされるだろう。でも、中米ではこれでいい、これがいいという人が多いのだと思う。
麺は中太の角断面。ややモッサリした食感で、コシとか歯応えの心地良さに配慮した形跡はない。ただ存在感は結構あり、また嫌な味とか香りはしない。
スープはメキシコっぽい軽くて乾いた唐辛子の刺激が結構強い。アジア的な湿った辛さとは違うもの。麺からの澱粉溶出が結構多いようで濁り感があるが、辛さのおかげで鈍重な印象はない。薄く醤油の香りがあり、うま味は人工的。酸味は無く北米版のLime CHili Shrimp味とは別物である。
海老の香りはうんと弱く、これはチキン味ですと言われても何の疑問を持たないかもしれない。まあこれは具に何を入れてもすんなりと受け容れてくれるので、ピリ辛基調の素材として考えればいいのかもしれない。
国名 | 米国 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 0 41789 00298 4 (UPC) |
会社名 | Maruchan Inc. |
製品名 | Sopa Maruchan Sabor a Camaron Picante(中米向け) |
謳い文句 | |
調理方法 | ゆで3分 |
質量 | Net85g |
熱量 | 368kcal (1546kJ) |
Na | 1.72g |
付属品 | 粉末スープ |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 中太の角断面、ややモッサリした食感で、コシや歯応えには期待するな、存在感は大 |
汁・ソース | 唐辛子の軽くて乾いた辛さが強い、澱粉質の濁り感、うま味や塩分はうんと控えめ |
具・その他 | 香りも曖昧でエビなのか鶏か迷うほど、具を入れる前提で辛い素材として扱うのが吉 |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2020/08/10 |
賞味期限 | 2020/07/31 |
入手方法 | 2019/06/18 Cristobal (Panama) |
税込購入価格 | 0.29 USD (≒31 JPY) |