No.6765はトルコのAdkoturk、Indomie Tavuk Çeşnili Hazir Noodle。チキン味である。インドネシアIndofood社は国際的に有力な即席麺ブランド「Indomie」を世界中の会社(主にイスラム圏)にライセンス供与することにより世界中にIndomieが溢れる状況になっており、私が見た印象では日清食品のカップヌードルや韓国農心の辛ラーメン以上の勢力を持っている。最近ウチでもエジプトやモロッコのIndomieを採り上げて、元祖インドネシア製を含め結構内容に差があることをレポートした。
今回紹介するトルコのIndomieは、Adkoturkという会社が2010年から製造を開始したものである。
食べてみて、麺もスープもハキハキしており好印象。モロッコのSawamag (Salim Wazaran Maghreb)社によるIndomieとよく似た感じでもある。これなら日本人が食べても十分に受け入れられるだろう。
麺は中太で角は無く、表面には張りがあってシャキッとした舌触り。ベトついたり曖昧な印象が無く、歯応えもキレが良い。粒立ちが良く自立した感じの麺である。ヤル気が感じられない下手な日本の袋麺よりもずっといい。一方で小麦の香りはあまり匂ってこない。元気はいいが、奥の深い官能性とか情緒性といったものを海外製品に求めるのはまだ酷かな。
スープはチリパウダーのチクチクした刺激が心地良く、緊張感があって退屈しない。チキンのうま味はやや人工的だけども嫌味は無く、皮を炙ったような香ばしさもあって積極的な味になっている。結構強い味なので、薄味の野菜を入れると丁度良くなるだろう。ちなみに茹でるお湯の量は300mlでスープの量は少ない。
Indomieの私的ランキングではモロッコ版と並んで好印象であり、本家インドネシア版を上回る。エジプト版はちょっとだらしなくジャンキーな印象があるのでこれらよりも明確に質感が落ちる。将来コロナ禍が終息したら、もっといろんな国のIndomieを捜しにいくんだ!
国名 | トルコ |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 8 680908 020007 |
会社名 | Adkoturk |
製品名 | Indomie Çeşnili Hazir Noodle / Chicken Flavour |
謳い文句 | |
調理方法 | ゆで3分 |
質量 | Net70g |
熱量 | 321kcal (1344kJ) |
Na | ~g(食塩相当量3.25g) |
付属品 | 粉末スープ、チリパウダー |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 中太で張りがある、ベトつきや曖昧さが無くキレが良い歯応え、小麦の香りは今一つ |
汁・ソース | 唐辛子のチリチリした刺激が心地よく退屈しない、旨味はやや人工的だが嫌味は無い |
具・その他 | 結構強い味なので薄味の野菜を入れると良い、モロッコのIndomieと似ており好印象 |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2020/08/06 |
賞味期限 | 2020/09/26 |
入手方法 | Kazue特派員様よりいただく |
税込購入価格 |