No.6742はペルーの味の素(Ajinomoto del Perú)、Aji-no-men Sabor Carne。ビーフ味である。味の素は50年以上前にペルーへ進出して調味料などを生産・販売してきたのだが、2002年に今回の品である袋版のAji-no-men (Bolsa)を、そして2016年にカップ版のAji-no-men Vasoを発売し、ペルー以外の中南米にも輸出される。
但しブラジルへは日清食品と合弁の日清味の素アリメントス社で即席麺を扱ってきた関係上Aji-no-menは進出していなかったけれど、2015年に全持分を日清へ委譲。今どうなっているんだろう?行ってこの目で確かめたいけど、暫くは無理だよなあ。
食べてみて、「味の素」という先入観があるからかもしれないが、日本人が食べても殆ど違和感を感じないだろう、普通の即席麺。日本の即席麺の水準と比べて少し麺の歯応えが鈍重なのと塩分が強めのように思えるが、うま味の出し方とか全体のバランスが何とも日本っぽいのだ。
麺は中太でどっしりとした存在感がある。ふっくらした温厚な舌触りで、輪郭はあまりシャープではない。歯応えはちょっとモッサリしていて鈍さを感じる。小麦の香りは悪くない。
スープは麺からの澱粉溶出があるのかやや濁り感がある。醤油味ベースだが、ちょっと乾燥粉末っぽいし薄めである。牛肉の香りは上品であまり強くない。うま味も必要十分でちょうど良く、海外製即席麺にありがちな中抜け感が無いのは良い。辛い刺激は無く、僅かにセロリやニンニクの香りがある。
あまり調味料っぽさを感じさせないのは味の素のノウハウが生きているからなのだろう。高級感のある味ではないが、これなら連食しても大丈夫。
国名 | ペルー |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 7 754487 001700 |
会社名 | Ajinomoto del Perú |
製品名 | Aji-no-men Sabor Carne (Beef Flavour) |
謳い文句 | |
調理方法 | ゆで3分 |
質量 | Net80/麺74g |
熱量 | 368kcal (1541kJ) |
Na | 1.072g |
付属品 | 粉末スープ |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 中太でしっかりした存在感がある、ふくよかだが輪郭は甘い、歯応えはややモッサリ |
汁・ソース | 濁り感あり、弱い粉末醤油っぽさ、牛肉の香りは控えめ、うま味は自然、辛くはない |
具・その他 | 僅かにセロリやニンニクの香り、中抜け感がなく日本人が食べても違和感を持たない |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2020/07/08 |
賞味期限 | 2020/05/20 |
入手方法 | 2019/06/16 Murakami隊長様よりいただく(1.29 PEN≒41 JPY) |
税込購入価格 |