No.6733は米国のMaruchan Inc.、Sopa Maruchan Sabor a Camaron。最近Maruchan Ramenをよく採り上げるのだが、今回の品は外観デザインが違うメキシコ等の中米向け輸出仕様。表記はスペイン語であり「Sopa」はスープのこと。エビ風味である。
▲北米仕様(上)と今回の中米仕様(下)
丁度No.6713で北米向けMaruchan RamenのShrimp Flavorを試食しているので、これとパッケージ違いで中身は同じものなのか?それとも味が違うのかを確かめたい。なお今回の品に表示される黒い八角形の毒々しいマーク二個はそれぞれ「塩分が多い」「飽和脂肪が多い」ことへの警告である。
この二者間で栄養成分の値は若干の差異があるのだが(例:エネルギーは北米版が380kcalに対して中米版は370kcal)、仕向地の法規制に依って端数の取扱いが異なることもあり得るのであまり重要視しない。
一方で粉末スープの印刷は全く同じもののように見える。品質管理の上からも、中身が異なるスープを同じ印刷で作るとは考え難いので、北米版と中米版は中身が一緒である、という前提で試食に臨んだ。(バーコード数字(UPC)は別物である)
食べてみて、う~ん、だいぶ北米版とは違うように感じるんだよなあ・・・ひと月弱の間隔を空けての試食なので断定的なことは言えないが、えらくマイルドだった北米版に対して今回の中米版はアッサリ・スッキリしているように感じた。
というか、No.6713北米版の試食ではいつものMaruchan Ramenと比べても例外的に過剰なほどのマイルドさを感じたので、これが特異な例だったのかもしれない。No.6713の試食がなければ今回の試食で「あ、いつものMaruchan Ramenですね、北米版と中米版は中身がたぶん同一品です」という結論を下したであろう。
麺は中太の角断面で、日本で言えば昭和の時代の袋麺という感じ。輪郭はハッキリしている。歯応えや香りで特筆する点は良くも悪くも無く、地味で堅実な麺という印象。これはいつものMaruchan Ramenに共通する事項。
スープはアッサリした薄い醤油ベースで、麺から溶出した澱粉による若干の濁り感がある。エビの香りは粉末っぽく人工的。うま味は強いが嫌味はない。辛い刺激も無い。あまり奥の深さとか濃厚さといったものは無く、あっさりスッキリしている。
これがNo.6713の北米版だと、フワッと包み込まれるようなマイルドなうま味があり、おもてなしというか世話焼きが過剰なように感じられたのだが、今回の品にそれは無い。なのでウチの見解としては北米版と中米版は違う(ように思える)ものだと結論付ける。但し真実は知らないので、詳しい人は教えてね。
国名 | 米国 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 0 41789 00297 7 (UPC) |
会社名 | Maruchan Inc. |
製品名 | Sopa Maruchan Sabor a Camaron Shrimp Flavor (中米向け仕様) |
謳い文句 | |
調理方法 | ゆで3分 |
質量 | Net85g |
熱量 | 370kcal (1550kJ) |
Na | 1.58g |
付属品 | 粉末スープ |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 中太の角断面、輪郭は明確、コシや香りに特筆すべき点はない、日本の昭和の即席麺 |
汁・ソース | 濁り感あり、薄い醤油ベース、うま味やエビの香りは粉末臭く人工的だが嫌味はない |
具・その他 | 辛い刺激はない、スッキリした味、No6713北米版エビ味の過剰なマイルドさとは別物 |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2020/06/27 |
賞味期限 | 2020/05/31 |
入手方法 | 2019/06/17 Cartagena (Columbia) |
税込購入価格 | 6,050 COP/4p (≒45 JPY/p) |