No.6732はペルーの味の素（Ajinomoto del Perú）、Aji-no-men Vaso Sabor Pollo。チキン味のカップ麺で、Vasoはスペイン語でグラスのこと。カップと形状が似ているのでこう呼ぶのだろう。

▲コロンビアのスーパーにて

今回の品はペルーで購入したいただき物である。私はペルーへ行ったことはないが、コロンビアではペルーから仕入れた袋版のAji-no-menを結構よく見掛けた。しかしカップ麺は無かったよなあ、と思いコロンビアの味の素のWebサイトを見るとそこにはカップ麺は載っていない。仕向地によって製品のバリエーションをいろいろ変えているんだね。

食べてみて、古臭さが無く、割と最近に企画された製品なのだろうと感じた。少し調べてみたらペルーの味の素がカップ麺の生産に参入したのは2016年6月で、食べた印象は当たっていた（ちなみに袋麺の生産は2002年から）。カップのパッケージデザインも垢抜けており、中身の印象と合致している。ペルーと言っても遺跡・古代という固定概念は捨てなければならないな。

麺は細めの角断面。表面はザラザラしていて気泡感もあり、ワイルドというか粗い舌触り。細い割には重量感がある。輪郭はやや曖昧だが、だらしなかったり脆かったりする印象は無い。味や香りも無難である。

スープは透明感がある淡い黄色で、塩分とうま味が強く濃い味。チキンの香りはちょっと作為的だが嫌味を感じる程ではない。

かやくは鶏肉の欠片が入っているが、原材料欄を確認するまでは良く出来た大豆蛋白質によるフェイク鶏肉だと思ってしまった。辛い刺激は無い。コーンは大きくて、人参は硬くて青臭い。

南米の即席麺としては比較的日本人でも受け容れ易い味だと思う。この地方へ出掛けてお土産に即席麺を購入する際、実用面を考慮するならばAji-no-menが一押しである。もちろん罰ゲーム用のネタが欲しいならば得体の知れないブランドを選ぶのが良い。

国名	ペルー
ジャンル	カップラーメン
EANコード	7 754487 002202
会社名	Ajinomoto del Perú
製品名	Aji-no-men Vaso Sabor Pollo
謳い文句
調理方法	熱湯3分
質量	Net51g
熱量	230kcal (960kJ)
Na	1.47g
付属品	なし。粉末スープ、かやく（鶏肉・コーン・人参・ねぎ）は混込済
ノンフライ麺	×
湯切り	不要
麺	細めの角断面、表面はざらついて気泡感があり粗い、重量感はあり脆さは感じない
汁・ソース	透明感がある淡い黄色、塩分とうま味が強い濃い味だが嫌味ではない、辛さは控えめ
具・その他	大豆蛋白質みたいな鶏肉、コーンは大きい、人参は硬くて青臭い、古臭さのない内容
総合評価	★★2
試食日	2020/06/26
賞味期限	2020/05/16
入手方法	2019/06/16 Murakami隊長様よりいただく（2.5 PEN≒80 JPY）
税込購入価格