No.6720は米国のMaruchan Inc.、Yakisoba Roasted Chicken Flavor。前回のNo.6719で米国日清のChow Meinを紹介したが、現在米国ではこの二者以外に著名なカップ焼そばは存在しないので、ガチの競合関係にある。電子レンジ調理専用で湯切りしないという点でも足並みを揃えている。
日本で生まれたカップ焼そばは欧州にも広まり、またアジアの撈麵やミーゴレン等の汁なし麺もカップ化されている。そしてこれらはみな湯切りをするようになっているのに、米国のカップ焼そばだけは湯切りをしない仕様なのが不思議。湯切りの際に火傷をして訴訟が殺到するリスクを避けたのかな?
食べてみて、前回の日清Chow Meinと同じ欠点(但し製作者側の環境えに起因しているのかもしれない)を持っている。加熱後にも水分がたっぷり残ってしまい、ザブザブしたソースの焼そばになってしまった。これだとちょっと味の評価以前の問題となってしまう。
ちなみに今回の品は前回の米国日清より一分早い四分加熱+一分放置(レンジ出力1kWにて)。ウチの電子レンジは日本で一般的な出力600Wなので、少し時間多目にしたのだが水分がなくなる気配は全然しなかった。この時麺は超高温(?)になっている。
麵は細い角断面で、幅広扁平の日清Chow Meinとは舌触りがかなり異なる。何しろ水分がたくさん残っているので麺はどんどん伸びてだらしなくなる。この状態で評価はできないなあ。味や香りは悪くなさそうなんだけど。
ソースは鶏の皮を焼いてちょっと焦がしたような香ばしい匂いがする。うま味や塩分は控えめで、ジャンキーな味ではない。玉ねぎの香りが明確にある。辛い刺激は無い。具はコーンやグリーンピースが入っており、大きくて歯応えもあり、存在感が高い。
前回No.6719米国日清のChow Meinに続いて米国製カップ焼そばの製作に失敗した。調理例写真などから推測すると、ウチで作った水分ザブザブの状態は明らかに異常であると判断する。なのでこの二品の試食評価は本来の実力ではないことをお詫びします。(ただし過去それぞれ二回試食をしているんだけど、水が残って上手く作れなかったという記録は日清の一回しかない)
昨年の米国遠征では日清Chow MeinもマルちゃんYakisobaも一個だけしか購入しなかった。もっとたくさん買っておけば敢えて湯切りをしてみたり、常温の水ではなくお湯を入れたり、いろいろ条件を振って作ってみるんだけどなあ。ああモヤモヤする。
国名 | 米国 |
ジャンル | カップ焼そば |
EANコード | 0 41789 00757 6 (UPC) |
会社名 | Maruchan Inc. |
製品名 | Yakisoba Raosted Chicken Flavor |
謳い文句 | |
調理方法 | 電子レンジ4分@1kW |
質量 | Net115g |
熱量 | 500kcal (2093kJ) |
Na | 1.41g |
付属品 | 粉末ソース、かやく(キャベツ・コーン・グリーンピース・赤ピーマン・玉ねぎ) |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 細い角断面、前回の日清同様水分が大量に残りザブザブした状態になる、香りは良い |
汁・ソース | 鶏の皮を炙った匂い、塩分やうま味は控えめ、玉ねぎの香りが強い、辛い刺激は無い |
具・その他 | コーンやグリーンピースは大きい、米国製カップ焼きそばは日本では上手く作れない |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2020/06/11 |
賞味期限 | 2020/04/24 |
入手方法 | 2019/06/07 New York (USA) |
税込購入価格 | 1.69 USD (≒183 JPY) |