No.6683は米国の日清食品、Top Ramen Soy Sauce Flavor。手持ちのTop Ramenは今回で最後となる。Top Ramenは2017年10月に全面リニューアルを行い、現在6種類が存在する(最近追加されたカップ版は除く)が、今回で5種類目の試食となる。残る一つはHot & Spicy Beef味で、なるべく早いうちに入手・試食して完全制覇しなくちゃ。
▲米国日清のサイトより借用
なお今回の品には載っていないが、最近の品にはサンリオの「ぐでたま」のキャラクターが描かれている。香港の日清は福ブランドでチキンラーメンひよこちゃんのキャラクターを引用していたが、米国ではそのやり方は踏襲しなかったんだな。
今回の醤油味(とNo.6647で紹介したチリ味)にはさりげなく「Vegetarian」表示があり、畜肉成分を使わず菜食主義者でも食べられるようになっている。まあ米国人ってのは健康志向の人が多い反面不健康不摂生ドンと来いみたいな人も多く、日本と比べて両極端な印象があるんだよなあ。ちなみにMSG(グルタミン酸ナトリウム)不添加でもあり、味造りの自由度が大きく制約されていることになる。
食べてみて、こりゃ味噌ラーメンか?と思った。少なくとも純粋な醤油味ではない。まあ醤油も味噌も原材料は一緒だから混ぜても親和性はあるし、畜肉エキスもグルタミン酸ナトリウムも使わない不利な条件下で、十分にそこそこイケる味になっている。米国人が味噌っぽい味をどう評価するかは判らんが、日本人にとっては馴染みやすく不足感のない味である。
麺は中太で結構重量感がある。食べていて「イヒヒヒ、ワシがTop Ramenの麺だぜぃ」と小太りのおじさんが語りかけてくるような存在感。そしてしっかりと腹に溜まる感覚がある。反面軽快感とかキレの良さには欠け、モッサリとした鈍重な感覚でもある。香りも地味で華が無い。
スープは濁り感がある茶色。味噌分子(?)によるものなのか、ちょっとザラザラした舌触り。醤油味と味噌味のスープを混ぜたらこんな味になるんだろうなあ、と思わせるハイブリッド感覚。
あと、生姜の香りがかなり頑張っている。ニンニクの香りもして香りは華やか。脂っぽい重厚さとか辛い刺激は無いものの、全然退屈しないスープだ。畜肉エキスおよびグルタミン酸ナトリウム不使用のハンディは全然無いと言い切れる。
日本では豚骨と醤油をブレンドした醤油豚骨(or 豚骨醤油)味が十分に市民権を得ているけれど、味噌醤油(or 醤油味噌)味のラーメン、即席麺ってのは聞いたことが無い。うまく作ればヒットするかも!?(ウチへのアイデア料は格安でいいよ!)
国名 | 米国 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 0 70662 01001 3 (UPC) |
会社名 | Nissin Foods USA |
製品名 | Top Ramen Soy Sauce Flavor |
謳い文句 | |
調理方法 | ゆで3分 |
質量 | Net85g |
熱量 | 380kcal (1591kJ) |
Na(麺具+汁) | 0.5+1.36g |
付属品 | 粉末スープ |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 中太で重量感があり腹に溜まる感じ、反面歯応えは鈍く鈍重、香りも地味で華が無い |
汁・ソース | 醤油と味噌のブレンド味、ザラザラした舌触り、生姜の香りが強い、辛い刺激は無い |
具・その他 | 畜肉成分MSG不使用だがうま味に物足りなさは全然感じない、味噌ラーメンに近い味 |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2020/04/26 |
賞味期限 | 2020/03/26 |
入手方法 | 2019/06/07 New York (USA) |
税込購入価格 | 0.55 USD (≒59 JPY) |