No.6664は米国の日清食品、Sopa Nissin Sabor a Camarón。エビ味で、No.6656で姉妹品のSabor a Res（牛肉味）を紹介している。米国の日清は北米向けにTop Ramenという袋麺があるが、中米向けにはこのSopa Nissinを輸出する（中米向けカップ麺はメキシコ製）。

今回のエビ味は同じものを二個入手し（自分で買った／人からの頂き物）、両方を食べたら結構印象が異なった。最初に食べたのはまろやかで包み込まれるような味、後で食べたのは痩せた味。見た目と賞味期限は全く同一なのだが製造ロットの違いか？あるいは流通・保管条件の違いか？今回の試食記は好印象だった最初に食べた方のものである。

食べてみて、穏やかな中にもしっかり感がある。エビの香りもきちんと出ていて、それでいて人工粉末っぽさをあまり感じない。この手の安価な袋麺が陥りがちな類型的なイケてない味を巧みに避けている。ちなみに、二番目に食べた方はこの類型的なイケてなさから脱していなかった。

麺は中太でふくよかな舌触り。重量感がある反面歯応えはややモッサリとして鈍重。香り等は安っぽいけれど、存在感の高い麺。

スープは濁り感がある薄い茶色。麺から澱粉が溶出するせいかややトロっとしてまろやかな舌触り。僅かに醤油の香りがする。そして海老の香りが安価な即席麺としては例外的にきちんと出ており、粉末香料をちょちょいのチョイ、っと振りかけただけみたいな安直さは感じない。はじめに一口食べた時点でおっ！？と感じたよ。うま味は普通で必要十分、ごく僅かに辛い刺激がある。味の土台が比較的強固で中抜け感のしないスープである。

二番目に食べた方は海老の香りが典型的な安ラーメンのそれであり、こっちだと総合評価は星半分マイナスの★2.0になっちゃうな。何が違うんだろう？

国名	米国
ジャンル	袋ラーメン
EANコード	0 70662 04310 3 (UPC)
会社名	Nissin Foods (USA)
製品名	Sopa Nissin Sabor a Camarón （Shrimp Flavor、中米向け）
謳い文句
調理方法	ゆで3分
質量	Net85g
熱量	317kcal (1330kJ)
Na	〜g（食塩相当量1.474g）
付属品	粉末スープ
ノンフライ麺	×
湯切り	不要
麺	中太でふくよかな舌触り、重量感があるが歯応えはややモッサリ鈍重、存在感は高い
汁・ソース	濁り感がありまろやかな舌触り、エビの香りがしっかり出ている、僅かに刺激がある
具・その他	醤油の香り、安価な袋麺としては味の土台がしっかりしており、中抜け感がしない味
総合評価	★★☆2.5
試食日	2020/04/03
賞味期限	2020/02/19
入手方法	2019/06/18 Cristobal (Panama)
税込購入価格	0.29 USD (≒31 JPY)