No.6629はパナマのLa Doña、Sopa de Fideon Instántanea con Sabor a Carne。Carneはスペイン語でただの肉のことだが、英文表記の製品名では牛肉になっている。La Doñaは麺だけでなくソースや粉などの食品全般を手広くやっている会社。パッケージの外観は中南米っぽさを感じるもので、アジア的な要素は無かったが、裏面には中国製である旨の表示があった。開封したら粉末スープの小袋には「調味包」という漢字が書かれていた。
この女性がマスコットキャラクターである。現地ではそれなりの認知度があるのか、着ぐるみの人がキャンペーンをやっているようだ(写真はネットから拝借)
食べてみて、中身はアジア的な雰囲気が強い。というか外観とは裏腹に中南米っぽさは皆無であった。基本的に簡素で控えめな味であり、何も入れず素で食べると得も言われぬ寂しさを感じた。
麺は細めの角断面で、輪郭は明確で粒立ちがハッキリしている。気泡感は無く、硬さも不満はない。しかし小麦粉の香りに乏しく茹でていても美味しそうな匂いは漂ってこない。食べ物として最低限必要なことだけを辛うじてクリアしている、という感じ。
この製品は鍋で茹でる方式の他、丼お湯入れチキンラーメン方式や電子レンジ調理も可としているが、私の今までの経験からして丼お湯入れ方式で作るとかなり劣悪な食感と香りになるだろうと予想する。(電子レンジ調理がどうなるかは知らん)
スープは、麺からの澱粉の溶出が多いためか濁り感がある茶色。醤油の香りはせず、茶色いのはカラメルの色のよう。そのせいか結構甘め。牛肉の香りは粉末っぽい。うまみは人工的だが控えめなのであまり気にならない。脂っ気は全然無く素っ気ない。辛い刺激は無い。特に気になるような味や香りは無いが、味の要素が少ないように思う。なので肉や野菜を入れて食べるべきである。
国名 | パナマ |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 7 451001 202208 |
会社名 | La Doña |
製品名 | Sopa de Fideon Instántanea con Sabor a Carne(牛肉味、製造は中国) |
謳い文句 | |
調理方法 | ゆで3分/丼お湯入れ5分/電子レンジ2〜3分 |
質量 | Net85g |
熱量 | kcal (kJ) |
Na | g |
付属品 | 粉末スープ |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 細めの角断面でハッキリした粒立ち、香りは安っぽく、茹でる際にいい匂いはしない |
汁・ソース | 濁り感がある、醤油の香りはせずカラメルっぽい香り、甘めで粉末っぽい牛肉の香り |
具・その他 | うま味は人工的だが控えめ、辛い刺激は無い、具無しだと寂しく肉や野菜を入れたい |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2020/02/19 |
賞味期限 | 2020/01/28 |
入手方法 | 2019/06/18 Cristobal (Panama) |
税込購入価格 | 0.27 USD (≒29 JPY) |