No.6625はイタリアのAntaar&s、Arnaboldi Makegusto Parmesana。ノンフライのカップパスタでチーズ(パルミジャーノ)味。姉妹品のCarbonara味をNo.6615で紹介している。
最近は同じイタリアのInsta Cup(Liodry Foods)やコロンビアのDoria、ブラジルのNissin等のカップパスタを食べてきたが、どれもみな麺の湯戻りに難があり、楽しく試食を行うには至らなかった。欧州や中南米の製品は日本の水との相性が悪いのだろうか?ちなみにNo.6364で中国の日清カップパスタ(可意粉)を試食したが、これはとてもいい感じの麺だった。
食べてみて、やっぱし麺の湯戻りが悪い。というか麺そのものはNo.6615Carbonaraと同じもののようだな。ソースもCarbonaraと似た感じだが、ベーコンの燻製臭が消え、代わりにチーズの匂いが増強された感じ。
麺は薄い帯状の生地をらせん状に捻ったもの。口に含むとちらほらと硬い部分が残っていて、不意にガリっとした歯応えがあり、小麦粉の塊が歯の奥にこびりつく。弾力感とかしなやかさに欠ける麺。時間が経っても湯戻りしない部分はそのまま残っている。イタリアと日本では水質が違うので安直なダメ出しは控えておくが、日本で食べるには我慢の食べ物となってしまう。
ソースはとろみのあるクリーミーな舌触り。とはいえあまりコッテリした濃厚な味ではない。ミルクや玉子によるクリーミーさではなく、あくまで乳化剤を使いましたという感じ。塩分は強い。チーズの匂いが強いが、粉末っぽくもありちょっとわざとらしい。畜肉系のうま味や香りは無く、チーズ一本で押している味。具は何もなし。
単調な味と湯戻りの悪い麺。これだけだとあまり褒めどころがない製品に思えてしまうが、これを生産地であるイタリアの水で作って食べれば水を得た魚のように生き生きと蘇る可能性もある。海外即席麺収集趣味を極めるならば、販売された地での試食が必要になってくる気がしてきた。
国名 | イタリア |
ジャンル | カップパスタ |
EANコード | 8084 4433 (Private Code?) |
会社名 | Antaar&s |
製品名 | Arnaboldi Makegusto Parmesana |
謳い文句 | |
調理方法 | 熱湯5分/電子レンジ3分 |
質量 | Net75g |
熱量 | 301kcal (1270kJ) |
Na(麺具+汁) | 〜g(食塩相当量2.24g) |
付属品 | なし。粉末スープは混込済 |
ノンフライ麺 | ○ |
湯切り | 不要 |
麺 | 薄い生地を螺旋に捻ったもの、No6615カルボナーラと同じ、湯戻りしない部分が残る |
汁・ソース | トロッとした舌触り、チーズの香りは少し癖があり粉末っぽい匂いもする、塩分強し |
具・その他 | 具無し、畜肉っぽい旨味も無く単調な味、湯戻りの悪さは水が違うせいかもしれない |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2020/02/14 |
賞味期限 | 2020/01/15 |
入手方法 | 2019/05/24 Valletta (Malta) |
税込購入価格 | 1.75 EUR (≒215 JPY) |