No.6586はポルトガルのMundiarroz、Cigala Banzai Noodle Sabor Galinha。チキン味である。No.6547で姉妹品のCarne(牛肉)味を、うんと遡って2016年4月のNo.5752でフランス版のBanzai Noodleチキン味を紹介している。だが今回の品は粉末スープやかやくが既に入っているのにフランス版は別添えの小袋に入っていて、中身は別物のようだ。
上の写真がCigala Banzai Noodleの広告画像および動画。なんだか日本というより中華っぽい要素も含まれているが、遥か遠く地球の裏側にあるポルトガルの人が持つ、日本に対するイメージなんてこんなもんだろう。
食べてみて、バンザイという商品名の割には日本を感じさせる要素は全然見当たらなかった。食べた直後に万歳三唱をしたくなる気分にもならなかったし。強いて言えば、即席麺・カップ麺を生み出し発展させた日本の即席麺産業および安藤百福氏へのオマージュが込められた製品名なのかもしれない。
麺は幅広の扁平断面で、ラーメンではなくヌードルの舌触り。薄っぺらいので重量感・ボリューム感には乏しくヒラヒラした食感で、少し気泡感もある。ちょっと華奢というか頼りなく、自らが主張することはなく、スープに迎合する感じ。
スープは透明感があるチキンコンソメ味。醤油や魚醤などのアジア的な香りは殆どしない。やや乾燥臭さがあり、うま味は強いけれども人工的。刺激とか強い香りはなく徹頭徹尾穏やか。
具の人参は大きくて歯応えも明確。しかし青臭さがあることもあってちょっと邪魔に感じた。ネギの他にパセリも入っているが、共に全然香りがしない。
決して嫌な味ではないんだけど、食べた後で「万歳!」と叫ぶよりは「ふう・・・」と落ち着いてしまう感じの製品だった。
国名 | ポルトガル |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | Mundiarroz |
会社名 | Mundiarroz |
製品名 | Cigala Banzai Noodle Sabor Galinha |
謳い文句 | |
調理方法 | 熱湯3分 |
質量 | Net67g |
熱量 | 299kcal (1256kJ) |
Na | g(食塩相当量5.23g) |
付属品 | なし。粉末スープ、かやく(人参・ねぎ・パセリ)は混込済 |
ノンフライ麺 | × |
湯切り | 不要 |
麺 | 細い扁平角断面、薄いのでボリューム感に欠けヒラヒラした食感、自己主張をしない |
汁・ソース | 透明感があるチキンコンソメ味、やや粉末臭い、うま味は強いが人工的、刺激は弱い |
具・その他 | 大きい人参は青臭くて邪魔、パセリは香らない、万歳をしたくなる日本的要素は無い |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2019/12/26 |
賞味期限 | 2019/11/07 |
入手方法 | 2019/05/31 Ponta Delgada(Portugal) |
税込購入価格 | 0.79 EUR (≒97 JPY) |