No.6473No.はウクライナのNestlé、Maggi Noodles Beef。ギリシャ及び西バルカン半島市場向けの製品である。裏面の説明書きはギリシャ語とボスニア語の併記であり解読するのが困難だ。ウクライナにはNestléの大きな工場があるらしく、Maggiの欧州各地域向け仕様の即席麺がここで集中生産されている。
しかしまあ全然飾りっ気のないパッケージだねえ。どうだ凄いだろう美味しいぞ!という訴えかけが皆無で調理例写真を見ても全然食欲を喚起しない。右上の背景にはアジア風の景色が描かれており、遠景の多重塔は日本っぽいけど手前の建物は中国っぽいな。まあ欧州人が考えるアジアなんて日本も中国も似たようなものか。
作る段になって困ったのは、裏面の説明書きで丼に入れるお湯の量が言語によって違うこと。ギリシャ語では解りやすく250mlのお湯で3~5分待てという指示があるのだがボスニア語では・・・
Stavite rezance i dodatke u činiju. Prelijte sa 300ml kipuće vode za prilog ili sa 350-400ml za supu. Poklopiti i ostaviti da obstoji 3 do 5 minuta i nakon toga promesajte.
↓ (Google翻訳様による)
ボウルに麺とアクセサリーを入れます。 おかずに300mlの沸騰したお湯、またはスープに350-400mlを注ぎ、蓋をして3〜5分間放置してからかき混ぜます。
これ、どう理解すればいいんだろう?ギリシャ人はお湯が少な目で濃い味が好きなのに対して西バルカン半島の人は薄味好みで、二通りの作り方を選べというのか?結局今回の試食はお湯300mlを注ぎ待ち時間3分で製作した。
食べてみて、良くない意味で軽いというか、地に足が付いておらず宙ぶらりんのような頼りなさを感じた。麺は細くて気泡感が多く、粘りが足りずに脆い印象。スープは透明感がある洋風っぽい味付けだが味の手数が足らずに隙間が多い感じ。牛肉の香りは弱い。
意外なことに調味油が付いていて、味をしっとりさせるのに一応の効果はあるのだが、力及ばずという気がするな。同様に粉末スープには細かな人参の粒が入っており、硬めの歯応えと若干の青臭さをもたらしているが、これもまたあまり有難味を感じない。
というわけで、日本の袋即席麺とはかなり趣の異なる製品である。
国名 | ウクライナ |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 4 820048 618472 |
会社名 | Nestlé |
製品名 | Maggi Noodles Beef (for Greece & Western Balkans Market) |
謳い文句 | |
調理方法 | 丼お湯入れ3〜5分 |
質量 | Net60g |
熱量 | 258kcal (1079kJ) |
Na | 〜g(食塩相当量3.6g) |
付属品 | 粉末スープ(人参・ネギ入り)、調味油 |
ノンフライ麺 | × |
汁なし麺 | × |
麺 | 細い角断面、表面はざらついており気泡感が大、粘りが弱く脆い舌触り、量は少ない |
汁・ソース | 透明感があり洋風っぽい香り、牛肉の匂いは弱く旨味は単調で平板、辛い刺激はない |
具・その他 | 調味油が全体に潤いを与え、細かな人参の粒は歯応えと青臭さがあるが有難味はない |
総合評価 | ★☆1.5 |
試食日 | 2019/08/12 |
賞味期限 | 2019/05/31 |
入手方法 | 2019/05/19 サントリーニ島の果物屋(Greece) |
税込購入価格 | 0.80 Euro (≒98 JPY) |