No.6446は日清食品、日清ラ王 豚骨醤油。今回の品は2018年9月にリニューアルされ、麺に全粒粉が配合されるようになったもの。以前のバージョンの豚骨醤油をNo.5854で試食している。
前回のNo.6445で触れたように、豚骨醤油味といえば紫色をパッケージの基調色として用いることが各社間での暗黙の了解になっているようで、このラ王もマルちゃん正麺もこの例に漏れない。欲しい味が一目で判るという消費者へのメリットがあるけれど、反面間違えて他のブランドの製品を買っちゃったというデメリットもあるかもしれないな。
ラ王と正麺では希望小売価格や麺の質量が一致しており、だいたい同じ購買層をターゲットにしているように思われる。一方、豚骨醤油に関してはラ王が液体スープだけなのに対して正麺は液体+粉末のWスープとなるのが相違点。これって正麺の方がゴージャスということか?
食べてみて、正麺の時とは見える世界が違うようだ。麺もスープも明るくて開放的。
麺は全粒粉を混ぜているためか香りが際立ち、正麺以上に縮れが弱くてストレートで、弾力感や歯応えが複雑で官能的。感性に訴えかけるものがある。スープはとろみが弱く、魚粉の香りがとても強い。豚骨濃度はあまり高くない。正麺よりも陽性のキャラクターで深刻さが無く、同じ豚骨醤油でも全然違う味だなあと驚いた。
こちらも強い味だが塩分過多の印象は無く、具無しの素で食べても肉や野菜をたくさん入れてもそれなりに受け入れられそうだ。
2019年春における高級ノンフライ袋麺の豚骨醤油対決は結構明確な違いがあり、私の好みに合ったのはラ王の方である。
国名 | 日本 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 4 902105 901441 |
会社名 | 日清食品 |
製品名 | 日清ラ王 豚骨醤油 |
謳い文句 | 魚介と豚骨のダブルの旨み 太もっちり食感そのままに”全粒粉”入り麺! |
調理方法 | ゆで5分 |
質量 | Net98/麺80g |
熱量 | 342kcal (1432kJ) |
Na(麺具+汁) | 〜g(食塩相当量2.2+3.0g) |
付属品 | 液体スープ |
ノンフライ麺 | ○ |
汁なし麺 | × |
麺 | 太めの角断面、正麺以上に縮れが弱い、全粒粉の香りがよく、歯応えも感性に訴える |
汁・ソース | 正麺よりもとろみは弱い、魚粉の香りが強い、豚骨濃度は薄め、しっとりした喉越し |
具・その他 | 素でも肉や野菜をたくさん入れても大丈夫、正麺とは結構性格が違い開放感がある味 |
総合評価 | ★★★☆3.5 |
試食日 | 2019/03/24 |
賞味期限 | 2019/06/29 |
入手方法 | 2019/02/14 グルメシティ |
税込購入価格 | 95 JPY |