No.6445は東洋水産、マルちゃん正麺 豚骨醤油。2017年10月に発売され、2018年9月にリニューアルされたものだが、私はまだ正麺の豚骨醤油を食べたことが無く今回が初めての試食となる。
日本の即席麺は味とパッケージ基調色の関連性が各メーカ間でほぼ共通しており、それは
・醤油=赤
・塩=青
・味噌=茶
・豚骨=緑または黄
・豚骨醤油=紫
という構図がいつの間にか出来上がっていた。これは業界団体が決めたものではなく、自然に集約された結果だと思われる。先日袋麺の売り場を見たら紫色に輝く場所が二か所あったのだが、それが今回の正麺とラ王であった。欲しい味がすぐに発見できるというのは消費者側にとってもメリットだと言えよう。
正麺のパッケージは袋版もカップ版も金色光沢部分の面積が多いので写真を撮るのにとても手間が掛かる。うまく光を当てないと金色部分が暗く沈んだ色にしか写らず、当てすぎると文字部分が飛んでしまって読みずらい。また袋版の場合はシワの見え方にも気を遣う。きちんとした装備があるスタジオで撮ればきっといいんだろうけどアマチュアでは出来ることに限りがあるし、正麺の外観撮影を行う時は少し長丁場を身構えてしまうのだ。
実は次回で紹介するNo.6446では宿命のライバルたる日清ラ王の豚骨醤油(袋)と同時に食べてみたのだが、結構違うね。どちらが好みかがハッキリ分れて、どっちでもいいよという人は少ないように思われる。端的に言うと暗めでストイックな正麺に対して明るく開放的なラ王、といったところか。
食べてみて、麺は太めでふっくら・しっとりした舌触り。重量感がありしっかりしている印象。でも噛み応えはちょっと単調というか事務的にも感じた。スープはとろみがあり、醤油の存在を強く感じる。液体スープよりも粉末スープの方が主張が強い。豚骨の匂いは控えめで、塩分が結構きつい。
全体的に質感は良く、好意的に言えば重厚、悪く言えば陰気で鈍重とでもいうか。かなり強い味なので具無しの素で食べるとちょっときつく、肉よりも野菜をたくさん入れたくなる。お湯の量を加減してもいいだろう。
国名 | 日本 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 4 901990 513166 |
会社名 | 日清食品 |
製品名 | マルちゃん正麺 豚骨醤油 |
謳い文句 | 麺が「進化」! 生麺うまいまま製法 |
調理方法 | ゆで3分 |
質量 | Net101/麺80g |
熱量 | 359kcal (1503kJ) |
Na(麺具+汁) | 〜g(食塩相当量1.6+4.1g) |
付属品 | 液体スープ、粉末スープ |
ノンフライ麺 | ○ |
汁なし麺 | × |
麺 | 太めで弱縮れ、しっとりした舌触りだが重量感があってしっかり、歯応えはやや単調 |
汁・ソース | とろみあり、粉末スープの存在感が強い、醤油成分が強めだが豚骨臭は弱い、強い味 |
具・その他 | 塩分がかなり強いので素で食べるときつい味、野菜を沢山入れるか湯量を調整したい |
総合評価 | ★★★3 |
試食日 | 2019/03/24 |
賞味期限 | 2019/07/16 |
入手方法 | 2019/02/14 グルメシティ |
税込購入価格 | 95 JPY |