No.6442は日清食品、日清のラーメン屋さん 函館しお味。ラーメン屋さん三部作の最終章を飾るのは青いパッケージの塩味。
このシリーズ、日清食品のWebサイトには五個パック品しか載っていないが現実には単品売りをしている店舗が結構あり、今回の品も税込54円で単品購入したもの。五個パックになっていない包装形態があるのか、小売店で五個パックをばらして販売しているのかは不明。もちろんJANコードは五個パックに記載されるもの(4902105102671)と個装パッケージに記載されるもの(4902105900666)とでは別物。
現行の日清のラーメン屋さんはシリーズの全てが推奨ゆで時間4分と少し長めの設定になっている。正確な時期は把握していないが、2010年頃から変わったのかな?
日本人は昔から普通の即席麺=3分という刷り込みをされているし、その張本人が日清食品だと思うのだが、こういうベーシックな製品でさり気なくその枠を外そうとしているかのようだ。まあ一分余計にかけても麺の質感を上げる方が競合との差別化で得策だろいう判断なのかな。
食べてみて、特筆できるチャームポイントは無いけれど、各要素で水準以下の箇所も無く、あまり嫌われることのない最大公約数的な製品だと感じた。北海道の大地を想わせる鷹揚な性格で、嗚呼今すぐラーメン屋さんが食べた~い!という強い衝動的欲求は生まれにくいし、比較的歴史が浅いため子供の頃に刷り込まれた味というふうにもならないんだけれども、これさえあればとりあえず大丈夫、という安心感はある。
他社を含むポジショニングでは、ちょっとキャラの立ったサッポロ一番シリーズとマルちゃんの北海道・東北シリーズの中間的な位置付けになるかな。日清のラーメン屋さんは麺が太めでふっくら・ツルツルしており昭和じゃなく平成の食感。普及価格帯の揚げ麺としてはひとつの完成形といえよう。この点でマルちゃんよりも存在感がある。
スープはすこし重ための口当たり、尖った部分は無くマイルドというかややナマクラな印象。帆立の旨みは強く出ているが不自然さは無い。僅かにゴマが入っているが、この倍ぐらい入っていて欲しいな。あまり食事に気を遣いたくない時、とりあえずの食材としていいだろう。
国名 | 日本 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 4 902105 900666 |
会社名 | 日清食品 |
製品名 | 日清のラーメン屋さん 函館しお味 |
謳い文句 | 北海道産ホタテだし使用 鶏とホタテのあっさりスープともっちりちぢれめん |
調理方法 | ゆで4分 |
質量 | Net87/麺80g |
熱量 | 393kcal (1645kJ) |
Na(麺具+汁) | 〜g(食塩相当量1.8+2.8g) |
付属品 | 液体スープ、粉末スープ |
ノンフライ麺 | × |
汁なし麺 | × |
麺 | 太めでふっくら、キメが細かく表面はツルツル、存在感が大、揚げ麺の一つの完成形 |
汁・ソース | やや重めの口当たり、尖った部分は無くマイルド、ホタテのうま味は強い、無難な味 |
具・その他 | ゴマはこの倍ぐらい入っていてほしい、とりあえずこれを備えてば大丈夫的な製品 |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2019/03/20 |
賞味期限 | 2019/04/08 |
入手方法 | 2018/09/21 Daiei |
税込購入価格 | 54 JPY |