No.6439はマルタイ、北海道旭川醤油ラーメン。二食入。マルタイというか九州の即席麺が得意とする棒状ラーメンながらも北海道をテーマとした製品であることが新鮮な驚きである。少なくとも私はカップも含めたマルタイの製品で、九州以外の地名が付けられた製品を今までに見た記憶が無い。ちなみにこの姉妹品として札幌味噌ラーメンもある。
なにも九州は福岡の会社が北海道の地名を冠した製品を作るのが悪いとか生意気だとかいうつもりは全く無く、好きにやればいいだろうと考えるが、一方で名前だけ拝借して「これのどこが北海道なの?」みたいな味だったら信用を無くしてしまうだろうからやるなら本気で取り組んで欲しい。
一応注意書きで「スープの醤油は、北海道醸造醤油100%使用」と謳われている。業界団体である日本即席食品工業では「商品名に特定の地域名を表示する場合はその特徴が再現されているか、その地域に産する食材を主な原材料として50%以上使用していること。」というルールがあるが、100%なら余裕でクリアだね。
「特徴が再現されている」というのはちょっと抽象的で、どうやって証明するのか興味があるな。
食べてみて、いつものマルタイラーメンより太い麺。でも香りや歯応えはあまり変わり映えしない。ちょっとしっかりしている程度かな。スープは僅かに濁り感。ポークのうま味のバックに魚介のダシがいる感じ。北海道産醸造醤油だからか?醤油の香りが奥深い。
でも意外にアッサリ・スッキリしていて、整っている味なのだがガツンとくる力強さに欠ける。北の大地~、とか厳しい寒さ~、という要素は感じられないな。
作っていて感じたのはお湯の量(550ml指定)が多過ぎるんじゃないか?ということ。幸いこの製品は二食入りなので二回目はお湯の量を500ml弱程度で作ってみたら、かなりピントがクッキリ合った感じに変わって印象は良くなった。この味ならば旭川の景色がかすかに脳裏に浮かんできそうだ。まあその代償としてかなり塩辛く感じるようにもなってしまったが。
福岡のマルタイが北海道を目指したが、今はまだ関東付近をうろついている、といったところかな?
国名 | 日本 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 4 902702 003074 |
会社名 | マルタイ |
製品名 | 北海道旭川醤油ラーメン |
謳い文句 | 【ノンフライ】2人前 北海道醸造醤油使用 |
調理方法 | ゆで5分 |
質量 | Net212/麺146g |
熱量 | 297kcal (1243kJ) |
Na(麺具+汁) | 0.66+2.20g(食塩相当量1.7+5.6g) |
付属品 | 液体スープ |
ノンフライ麺 | ○ |
汁なし麺 | × |
麺 | 普通のマルタイより少し太いが香りや歯応えは似ている、あまりスープに合ってない |
汁・ソース | 僅かに濁り感、ポークが主で魚介系のうま味もある、奥深い香り、アッサリした味 |
具・その他 | 湯量を減らして作ってみたら焦点が定まり旭川らしさが出てきたが、塩辛くもなった |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2019/03/16 |
賞味期限 | 2019/04/01 |
入手方法 | 2019/02/27 Sanwa |
税込購入価格 | 192 JPY/2p |