No.6429は麺のスナオシ、麺’s カレー南蛮うどん。税込購入価格が69円ということで、多くのことを望んじゃいけない製品である。
今回の品の前身となる製品を2003年8月にNo.2660で試食している。この頃はまた会社名が合資会社砂押商店だった。フタのデザインは黄色地に黒い筆文字で大して変わっていないのだが、昔のヤツは製品名がカレー南「番」である。茨城は水戸の会社らしからぬ(?)ちょっとヒネった粋なネーミングだと思っていたのだけれど、いつしかあたりまえの南「蛮」に替わってしまった。きっとウルサイ客から「おたくの製品名は間違ってる、けしからん!」などと炎のようなクレームが付いたんじゃないかな。
ちなみに今回の製品と昔のNo.2660はJANコードが同一。なのでこれがカレー何番からの正統な承継者と呼んで良いだろう。但し昔あった別添の赤唐辛子粉末が省略されてしまったので「ピリッと辛い」というキャッチコピーも消えている。
あと、フタには昔は無かった調理例写真が追加されている。しかしいかにもカレー濃度が薄そうな透明度の高いつゆや、具に僅かなネギの欠片しか入っていない姿を見てもあまり食欲は喚起されない。まあ実際に作ってみるとまさにこの写真の通りなのだが、これなら写真無しの方がパッケージとしては良かったんじゃないかとも思う。まあ作った後で具の少なさにガッカリするという落胆は防げるかもしれんな。
食べてみて、「税込価格69円税込価格69円税込価格69円・・・」と呟きながら箸を進めると、こんなもんでええじゃないか、という気になってくる。正直なところ物足りない部分は多々あれど、我慢できない程の嫌な味や香りはしない。
麺の幅はそこそこだが厚みは結構ありふっくらしている。気泡感があって軽い食感。表面には僅かにぬめりがあってツルツル滑りやすく箸ですくい上げにくい。
スープはチクチク針でつっ突かれるような唐辛子の刺激がある。カレー濃度はフタの写真通り薄く、香辛料の種類や量が少ない印象。そして日本の製品としてはかなりうま味が控えめで全体として素っ気ない。そのうま味はちょっと人工的。
具は僅かで小さなネギの欠片だけでなく、大豆蛋白質の欠片も入っていた。但し小さくて少ない。カレー味のカップ麺にはほぼ入っている人参も省略。
各要素で平均してレベルが低めなのだが、突出して低い部分が無いのが幸い。なので金欠時に購入価格を念じながら割り切って食べるのならば十分にアリだと思った。
国名 | 日本 |
ジャンル | カップうどん |
EANコード | 4 973288 124378 |
会社名 | 麺のスナオシ |
製品名 | 麺’s カレー南蛮うどん |
謳い文句 | 絶妙な、麺とスープのからみ カレースパイスが香る和風だし |
調理方法 | 熱湯4分 |
質量 | Net81/麺68g |
熱量 | 316kcal (1323kJ) |
Na(麺具+汁) | 〜g(食塩相当量1.5+4.8g) |
付属品 | 粉末スープ(ネギ・大豆蛋白質入り) |
ノンフライ麺 | × |
汁なし麺 | × |
麺 | 幅は太くないが厚みはありふっくら、気泡感があり軽い食感、表面にぬめりがある |
汁・ソース | カレー濃度は薄く香辛料の種類や量が不足、旨味も薄い、チリチリする唐辛子の刺激 |
具・その他 | 具は僅かなネギと大豆蛋白質だけで寂しい、嫌な要素は無く価格を考えたら悪くない |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2019/03/03 |
賞味期限 | 2019/07/08 |
入手方法 | 2019/02/27 TRIAL |
税込購入価格 | 69 JPY |