No.6413はマレーシアのNestlé Malaysia、Maggi Fusian Mi Goreng Hot & Spicy。ミーゴレンはインドネシア風焼そばである。
今までMaggi Fusianシリーズはスペイン製のものを四種類紹介してきたし、英国やポーランドなどでもFusianシリーズを展開しているのを知っていたのでてっきり欧州の製品群だとばかり思っていた。しかし今回の製品をいただいてマレーシアのMaggiからもFusianが出ていたことを初めて知り、さらに調べてみると今やオーストラリアやニュージーランドでも製品が出ていることが判明した。う~ん、どうやらNestléはこのMaggi Fusianを世界戦略ブランドとして位置付けているようだな。
フタには消火器を箸でつまむイラストが。辛さには自信アリということだろうか?ただ今まで食べてきた経験からすると、マレーシアの即席麺はいくらHotと銘打っていてもタイ製品のように涙や鼻水が無限に垂れてくるような激辛なものは無く、程々のところで留めているものばかりだ。なので今回の品もあまり警戒はしていない。
湯切りを必要とする製品だが、そのための配慮は何も無い。作り方の説明書きを読んでも「カップに麺を残したままフォークを使って全部排水してね。熱いから気を付けて」程度のことしか書いてなく、イラストを見るとフタをフォークで押さえている。これだとどうしても麺の端切れが流出してしまうし指は熱くなる。
やっぱ湯切り機構の洗練度では日本のカップ焼そばが世界中で突出しているねえ。他国が真似しないのは(即席麺メーカではなくフタを作る会社が)特許を押さえているからかな?
食べてみて、ほらやっぱり大して辛くない。唐辛子の刺激は心地良い程度。これなら消火器なんて要らなくて、息を吹きかければ沈静化するよ。
麺は細く、びよ~ん・だら~んとした食感で頼りない。まあ日本のラーメンや焼そばとは違うものと割り切って、エスニック料理の小道具だと思えば腹も立たない。ソースは甘ったるい醤油ダレがベースで、化学調味料っぽいうま味が突出する。豆を発酵させたような香りもある。結構強くてジャンキーな味。
マレーシアのカップ麺の文法通り具は何もなし。ソースは前述の通り甘ったるくて単調な味なので結構飽きやすいのだが、いちおう心地よい程度の辛さがあるので何とか食べる意欲を完全消失させずに済んでいる。
そうか!消火器を箸でつまんでいるフタの絵は、消火器を除去して食べる意欲を消さないようにしているのを象徴しているのか!(ホンマかいな)
国名 | マレーシア |
ジャンル | カップ汁なし麺 |
EANコード | 9 556001 170750 |
会社名 | Nestlé Malaysia |
製品名 | Maggi Fusian Mi Goreng Hot & Spicy |
謳い文句 | |
調理方法 | 熱湯3分お湯切り |
質量 | Net65g |
熱量 | 316kcal (1320kJ) |
Na | 1.02g |
付属品 | 液体ソース、粉末ソース、調味油、チリパウダー |
ノンフライ麺 | × |
汁なし麺 | ○ |
麺 | 細く気泡感が強くダラ〜んとした食感で頼りない、日本の焼そばとは別物と思うべし |
汁・ソース | 甘い醤油ダレ、豆が発酵した匂い、辛さが心地よい、化学調味料っぽいうま味が強い |
具・その他 | 具は何もない、全体的に単調な味で、ピリ辛なのが退屈さから辛うじて救ってくれる |
総合評価 | ★★2 |
試食日 | 2019/02/11 |
賞味期限 | 2019/02/28 |
入手方法 | 2018/04/29 Kihara特派員様よりいただく |
税込購入価格 |