No.6330はタイのNamchow、Little Cook Spicy Tonkotsu Miso。日本語で「辛みそとんこつ」、ローマ字で「Spicy Tonkotsu Miso」と書かれているけどあくまでタイ国内向けの製品である。
Namchowはタイにおける即席麺の中堅企業で、母体は台湾の南僑集團というコングロマリットの傘下にある。そのためか製品には繁体中文の表示が併記され、台湾でも「小廚師」という名でよく見かける。タイだとMAMA、YumYum、WaiWai、タイ日清に続く五番手争いを、先日紹介したThe Decent Noodles Factoryと争うような位置付けかな(あくまで個人の印象です)。
んで価格で勝負しても上位四社に敵わないのが明白だからか、豪華レトルト具を付けた高付加価値路線で我が道を進むようだ。価格は55.0THBで日本円換算約187円、通常のカップ麺の3~4倍とバカ高いレベル。
今回の品のように日本の即席麺を意識させるものも多いのだが、タイのBig3と違って日本でこの会社の製品を見かけることは殆ど無い。
食べてみて、麺は価格の高さが納得できないほどの普通レベル。日本の100円近辺で販売される大盛りタイプの製品程度と思えばいいだろう。一方スープは特徴があり、赤味噌の香りが強い味で苦みを感じるほど。これは悪くない。ただ少し粉っぽいザラザラした舌ざわりを伴う。とんこつと大書きしてあるが、豚骨臭は大して強くない。唐辛子の刺激は結構強い。
レトルトの豚肉は細かくカットされているが、量そのものは結構ある。適度に脂身も入っており、力感も十分にある。醤油で煮付けたような味付けは濃く、これをご飯に乗せて食べたらうまいだろうなあと思った。タイらしさは希薄であり、台湾をターゲットとしているんだろうなあ、と感じられた製品。
国名 | タイ |
ジャンル | カップラーメン |
EANコード | 8 852098 705969 |
会社名 | Namchow |
製品名 | Little Cook Tonkotsu Spicy Miso 辛みそとんこつ |
謳い文句 | with Real Pork |
調理方法 | 熱湯3分 |
質量 | Net150g |
熱量 | 560kcal (2345kJ) |
Na | 2.02g |
付属品 | 液体スープ、レトルト具(豚肉)、かやく(玉子・ねぎ) |
ノンフライ麺 | × |
汁なし麺 | × |
麺 | 中太の角断面、日本の一昔前の古風なカップ麺みたいな食感、でも品質感は悪く無い |
汁・ソース | ざらついた舌触り、赤味噌の香りが強く苦味を感じる、かなり辛い、豚骨味は控えめ |
具・その他 | 細かいレトルトの豚肉は大量、適度に脂身も入っている、タイ製品らしさは殆ど無い |
総合評価 | ★★★3 |
試食日 | 2018/10/10 |
賞味期限 | 2018/11/10 |
入手方法 | 2018/04/26 Seven-Eleven(Thailand) |
税込購入価格 | 55.0 THB |