No.6328は東洋水産、マルちゃん 屋台十八番 塩担担麺。北海道限定販売品。屋台「十八番」はテレビCMで「じゅうはちばん」と言っていたので「おはこ」ではない模様。
現在屋台十八番は大きく二つに分類でき、一つは小樽にある北海道工場で作られる油揚げ麺で北海道限定販売、今回の品はコレ。もう一つは福島県で作られるノンフライ麺で「なま味」という言葉が含まれ、これは北海道および東北地方で販売される。どちらもポツポツと新製品が出ているのだが、関東圏に居るとなかなかきちんとフォローできないのが苦しいところである。
あとちょっと引っ掛かったのが「担担麺」という書き方で、一般的には「担々麺」の方が馴染み深いと思うんだけど、地域性もあるのかな?Google検索をしてみると「担担麺」は約206万件引っかかるのに対して「担々麺」は約500万件。倍以上の差がある。
さらに東洋水産の中でもこの二者が混在しており、現行製品群では「担担麺」が12品種、「担々麺」は4種で担担麺派が優勢だ。これは社内での用語統一が取れていないのか、人事における仁義なき派閥抗争の象徴なのか、あるいはそれぞれにきちんとした名前の由来があるのか、真相は闇の中である。
食べてみて、一般的な担々麺と比べてスープの色が薄く、味も軽やかというか薄い感じ。豆板醤や練り胡麻の濃厚さはどこかに置き忘れてしまったかのようだ。反面みじん切りにしたようなニンニクの香りが直接的に感じられ、この製品の個性になっている。うま味は十分に出ており、辛い刺激も心地よく、物足りなさは感じない。
麺は妙に黄色く、揚げ麺だけど気泡感は無くしっとり、ふっくらした食感で存在感は大きい。まあ、普通の担々麺を期待して食べるとちょっと不満を感じるかもしれないが、新しい味だと思って食べれば面白い発見があるかもしれない。
https://youtu.be/pzfUI8EDRdM
国名 | 日本 |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 4 901990 512008 |
会社名 | 東洋水産 |
製品名 | マルちゃん 屋台十八番 塩担担麺 |
謳い文句 | 北海道限定 北海道工場からお届けします |
調理方法 | ゆで3分 |
質量 | Net97/麺80g |
熱量 | 423kcal (1771kJ) |
Na(麺具+汁) | 0.6+1.6g(食塩相当量1.5+4.1g) |
付属品 | 液体スープ、粉末スープ |
ノンフライ麺 | × |
汁なし麺 | × |
麺 | 中太の角断面で黄色い、気泡感はなくしっとりふっくらした舌触り、存在感が高い麺 |
汁・ソース | サラサラしている、豆板醤や擂り胡麻の濁り感は弱い、旨味は十分、辛い刺激が強い |
具・その他 | 一般的な担々麺より大分アッサリしており、担々麺らしさを期待するとガッカリする |
総合評価 | ★★☆2.5 |
試食日 | 2018/10/07 |
賞味期限 | 2018/11/06 |
入手方法 | 2018/05/28 日本百貨店しょくひんかん |
税込購入価格 | 121 JPY |