No.6282はドイツのLidl Stiftung & Co. KG、Newgate Instant Noodles Curry Flavour。Lidl(リドル)はドイツ発祥のスーパーマーケットのチェーン店で、ヨーロッパ中に約8,000店舗を有する大企業だ。
なので即席麺についても複数のプライベートブランドを持っており、過去i-ramen.netでは「Vitasia」シリーズを四種類紹介している(No.5669など)。Vitasiaは「Authentic(本物の)」というキーワードを使っているのに対し、このNewgateは「Tasty Noodles」という言葉が随所に使われており、調味料が違うのかな?
今回のNewgateシリーズはパッケージデザインこそ別物だが、縦に妙に細長い形状や隙間が無くピチピチな包装、内容量が108gで揃っていることなど、造りはVitasiaシリーズと酷似している。ちなみにどちらも製造は中国企業に委託したもの。
そういえば、No.6280などでKnorrのカレー味パッケージ基調色が紫色で、少なくとも日本人のカレーのイメージにそぐわないという話をしたが、今回のNewgateのカレー味も紫色だ。もしかして欧州ではカレー=紫、というイメージが浸透しているのかもしれない!?
作ってみて、内容量108gという大盛りサイズながら茹でるお湯の量は300mlという少ない指定(これもVitasiaシリーズと同じ)。更に麺が吸水しやすいタイプで茹でていくうちに見る見る湯量が減ってくる。鍋から丼に移す時点でお湯の量は50mlを切っているのではないかと思われた。
食べてみて、麺はたっぷりと水を吸った、悪く言えば伸びかけたような食感。スープの量は極めて少ないが、麺がスープの味を吸い込んだようで、麺に味がついている。
だから、日本風のラーメンを作るつもりで茹でるお湯の量を勝手に500mlとかに増量すると、味が薄くなりすぎて大失敗すると思う。カレーの味付け自体はシンプルというか単調で、少し唐辛子の刺激があるのが救い。
日本のラーメンのように、麺にスープを絡めて食べるものではなく、味が染み込んだ麺を食べるものだという気持ちの切り替えが必要である。そしてその気持ちの切り替えがなかなか難しい。結局のところ、Vitasiaシリーズとの明確な差異は判らなかった。
国名 | ドイツ |
ジャンル | 袋ラーメン |
EANコード | 2004 5371(Private Code) |
会社名 | Lidl Stiftung & Co. KG. |
製品名 | Newgate Instant Noodles Curry Flavour(製造は中国、スウェーデンで購入) |
謳い文句 | Tasty Noodles |
調理方法 | ゆで3分/電子レンジ2.5分@850W |
質量 | Net180g |
熱量 | 259kcal (1085kJ) |
Na(麺具+汁) | 〜g(食塩相当量1.19g) |
付属品 | 粉末スープ |
ノンフライ麺 | × |
汁なし麺 | × |
麺 | 細めの角断面、輪郭は明快だが水を吸って伸びたようで柔らくコシが弱い、量は多い |
汁・ソース | 殆ど麺に吸われた感じ、カレー風味はシンプルで単調、唐辛子の刺激があるのが救い |
具・その他 | 麺にスープを絡めて食べるのではなく味付き麺を食べるようで気持ちの切替えが必要 |
総合評価 | ★☆1.5 |
試食日 | 2018/08/02 |
賞味期限 | 2018/09/02 |
入手方法 | 2018/06/08 Ueda駐在員様よりいただく |
税込購入価格 |